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2026年9月2日放送の『風、薫る』第113回は、悪質な派出看護婦会の噂が、いよいよ恵風看護婦会にも直接影響してくる回だった。
看護婦の数が増え、派出看護婦会も増えてきた。
それ自体は、りん(見上愛)と直美(上坂樹里)が目指してきた社会に近づいているということでもある。
しかし、増えれば質の低いものも出てくる。
何の知識もない人を看護婦として派出したり、法外な金額を請求したり、強引に患者を勧誘したりする看護婦会が現れ始めた。
そして、その一つと思われる親和派出看護婦会を運営していたのは、まさかの寛太(藤原季節)だった。
ただ、今回の寛太の言い分は、完全に間違っているとも言い切れない。
看護はただの商売ではない。
でも、恵風看護婦会も無料奉仕だけで成り立っているわけではない。
料金体系がはっきり描かれていないため、寛太の言う「看護は、今、もうかる」という言葉を、直美が強く否定できないようにも見えてしまった。
前回の記事はこちらです。

第113回のポイント
- 丸山(若林時英)の店・田之上屋で、しのぶ(木越明)と茂(國分譲斗)が蒸し麺包を食べている。
- 他の客が派出看護の悪い噂話をしており、しのぶは恵風看護婦会が悪く言われていることに我慢できず、話を聞こうとする。
- 直美とりんは、親和派出看護婦会のチラシを見て、仕事後に確認しに行くことにする。
- しのぶは、看護を汚すようなことをしているなら許せないと怒り、今すぐ行くよう二人を急かす。
- 親和派出看護婦会の場所へ行くと、そこにいたのは寛太だった。
- 寛太は、看護は今もうかると話し、自分が看護婦会を作った理由を語る。
- りんは、看護はただの商売ではないと反論する。
- 寛太は、相場は決まっていない、人にとがめられることはしていないつもりだと主張する。
- 直美とりんは、寛太に患者の引き抜きをやめるよう頼む。
- 寛太は素直に謝り、古い友人の商売を邪魔するのは沽券に関わると言う。
- 直美とりんは、看護婦会の悪評にどう対応すべきか悩む。
- 直美は、内務省衛生局の柳生(中村倫也)の名刺を見つけ、りんとともに会いに行く。
- 柳生は、実態調査を検討すると答える。
- しかし柳生は、すでに調査を始めていたようで、部下がなぜそれを二人に言わなかったのか疑問を持つ。
- 恵風看護婦会に戻ると、しのぶが相談にやって来る。
- しのぶは、もう一度ここで働きたいと申し出る。
- 家族には反対されたが、夫が味方になってくれたという。
- ただし、家のこと、茂の世話、家族に迷惑をかけないことが条件になっている。
- しのぶは、前と同じようには働けないが、事務仕事でもいいから働きたいと頼む。
- 直美とりんは、しのぶの復帰を受け入れる。
- しのぶは、自分は看護婦だからこの仕事が好きだと話す。
- 直美は、しのぶと一緒に、日本で初めての派出看護婦会として闘おうと気持ちを一つにする。
個人的に印象に残ったこと
今回は、丸山の店・田之上屋で、しのぶと茂が蒸し麺包を食べている場面から始まった。
その近くで、他の客が派出看護の悪い噂話をしている。
しのぶは、それを聞き逃せない。
恵風看護婦会が悪く言われていることに我慢できず、ちょっと話を聞きたいと客に迫る。
ここで、しのぶの中にまだ看護婦としての誇りが残っていることが分かる。
しのぶは、今は子育て中で恵風看護婦会を離れている。
でも、恵風看護婦会で働いた時間は、しのぶにとって誇りだった。
だから、派出看護婦会全体が悪く言われることも、恵風看護婦会が悪く言われることも、黙って聞いていられなかったのだと思う。
恵風看護婦会では、直美とりんがチラシを見て、どうするか相談している。
直美は、仕事が終わってから見て来るから、明を見ていてほしいとりんに頼む。
そこへ、しのぶが勢いよく入ってくる。
悪評の看護婦会は恵風看護婦会ではないと言っておいた。
でも、ずいぶんひどい商売をしているところがある。
そのうえで、しのぶは二人に迫る。
「あなたたち、放っておかないわよね?」
直美は、仕事終わりに行くつもりだと答える。
しかししのぶは納得しない。
「今すぐ行きなさいよ。もし、看護、汚すようなことしてるんだったら許せないでしょう?」
明は自分が見ているからと、直美とりんを急かす。
このしのぶは良かった。
前回の時点で、しのぶは復帰を考えているように見えた。
今回、その気持ちはかなりはっきりしていたと思う。
しのぶは、看護が好きなのだ。
看護婦であった自分を、今も大事にしている。
だから、看護を汚すような行為が許せない。
直美とりんを動かしたのは、しのぶの怒りだった。
直美とりんは、チラシを手に路地裏を進む。
路地の奥の長屋から、女が「行ってまいります」と出てくる。
その後ろから男が出てきて、
「大事なお客さんなんで、よろしく頼むよ。」
と声をかける。
その男は、寛太だった。
ここで寛太か、と思った。
直美が声をかけると、寛太は「誰かと思えば」と返す。
直美は、こんなところで何をやっているのかと聞く。
寛太は、看護婦会を作ったのだと答える。
なぜ寛太が看護婦会なんかをやっているのか。
直美が確認すると、寛太は言う。
「それは直美さんが一番分かっているはずだろ。看護は、今、もうかる。」
この言葉は嫌な言い方だった。
でも、まったくの的外れとも言い切れないのが難しい。
看護婦会は需要が増えている。
派出看護婦会の依頼も増えている。
恵風看護婦会も忙しくなっている。
直美は経営者として、それを実感しているはずである。
りんは、看護はただの商売ではないと反論する。
直美も、ぼったくりをやっているのかと問いただす。
寛太は答える。
相場なんて決まっていないはずだ。
人様にとがめられるようなことはしていないつもりだ。
看護に人手が増えるのはいいことだろう。
そして、世間にあふれる看護婦会のどれにもどなり込んで回るつもりか、と言う。
この寛太の言い分は、かなり真っ当なところもある。
もちろん、看護の知識がない人を派出したり、患者をだまして法外な金額を取ったりしているなら問題である。
でも、どこからが法外なのか。
看護婦会の相場はどう決まっているのか。
そもそも恵風看護婦会の料金体系はどうなっているのか。
そこが分からない。
寛太は、
「俺のとこだけ、特別にたんか切られたんじゃ、報われないな。」
とも言う。
直美は、やっと看護が広まってきたのに、こんなところで評判を落とすわけにはいかないと返す。
りんは、患者の引き抜きをやめてくださいと頼む。
寛太は、そこは素直に謝る。
「ああ、そりゃ、悪かったな。」
古い友人の商売を邪魔するのは沽券に関わる。
寛太はそう言い、
「仲よくしよう。パンは分け合うのが教会の教えだろ?」
と直美に言う。
この一言も寛太らしい。
直美との過去を分かったうえで、軽く茶化している。
寛太は悪人なのか。
それとも、時流を読んで商売を始めたしたたかな人間なのか。
今の段階では、まだ判断しきれない。
直美も、寛太に限っては、そこまであくどい商売はしていないと思うけれど、と一定の信頼を見せていた。
これは、寛太がかつて直美をだました人物である一方で、完全な悪党としては描かれていないからなのかもしれない。
もしかすると寛太は、女郎を辞めて仕事がない女性たちに、派出看護の仕事を斡旋しているのだろうか。
そうだとすれば、それはそれで簡単に否定できない面もある。
ただし、看護の知識が十分でないまま派出しているなら、患者にとっては危険である。
恵風看護婦会に戻った二人。
直美はチラシをくしゃくしゃに丸める。
りんは、そう簡単にはやめてもらえないだろうと覚悟する。
どうしようかと悩むりん。
看護婦会をしらみつぶしに見て回るわけにもいかない。
かといって、このまま何もしないわけにもいかない。
直美も同じように悩む。
こんなありさまでは捨松様に顔向けできない。
二人は落ち込む。
ここで、看護婦会が増えたことの難しさがはっきり見えてきた。
恵風看護婦会だけが頑張っていればよかった時代ではない。
看護婦という仕事が広まれば、看護婦会の看板を使って商売する人も出てくる。
その中には、志を持つ人もいるだろう。
しかし、金儲けだけを考える人も出てくる。
看護婦の評判が上がる一方で、その評判を利用する人も出てくる。
これは、職業が社会に広がる時に避けられない問題なのかもしれない。
翌日。
ツル(うらじぬの)が看護を終えて恵風看護婦会に戻ってくると、直美が机の周りを引っかき回している。
そして、
「あった!」
と何かを見つける。
直美が見せたのは、内務省衛生局の柳生の名刺だった。
頼りになりそうな人がいたかも。
直美はそう言う。
これだけ世間に悪い噂が広まっているのだから、衛生局なら何か対応してくれるかもしれない。
直美とりんは、柳生に会いに行く。
執務室で仕事をしている柳生。
直美とりんに対して、
「また会えて光栄だな。」
と声をかける。
柳生は相変わらず何を考えているのか分かりにくい。
直美は、看護婦会のよくない噂の影響が思った以上に方々へ及んでいることを説明する。
柳生は、何事も初めのうちは玉石混交になるのは当然のことだと答える。
これは役所の人間らしい見方でもある。
制度や職業が広がる初期には、質の良いものも悪いものも混ざる。
それは確かにそうなのだろう。
しかし、りんと直美にとっては、それで済ませられる話ではない。
看護は誰にでも担える仕事ではない。
適切な看護を学ばなければ、患者の命に関わる。
そう訴えると、柳生は答える。
「それは、私もよく知っている。」
ここで、赤痢の視察に行き、自分も感染した過去がつながってくるのだろうか。
あの時、柳生はやけに格好つけていた。
赤痢の視察に来て、自分も赤痢にかかってしまったことを、なぜあんなに格好よく言うのか疑問だった。
意地悪な見方をすれば、あの感染すら想定内だったのではないか。
極端に言えば、わざと感染したのではないかとさえ思えてくる。
もちろん、さすがにそこまでは言いすぎだろう。
でも、柳生は単なる役人ではない。
現場の危険も、看護の重要性も、かなり深く知っている人物として描かれている。
直美とりんは、取締りなど何か手を打ってもらえないかと頼み込む。
柳生は、実態を調査することを検討すると返事をする。
二人が帰った後、部下が柳生に疑問をぶつける。
「もう既に調査を始められているのになぜ……?」
ここで柳生は、ますます何を考えているのか分からない人物になった。
すでに調査を始めているなら、なぜ直美とりんにそう言わなかったのか。
二人を試したのか。
恵風看護婦会の覚悟を見たかったのか。
それとも、行政として簡単に情報を出せない理由があるのか。
柳生はかなり掴みどころがない。
恵風看護婦会に戻った直美とりん。
ソノ(竹田百花)たちが、どうだったかと気にしている。
りんは、衛生局の方で実態を調査してくれると伝える。
ただ、早く動いてくれればいいけれど、時間はかかりそうである。
他に何かできることはないか。
りんがそう気にしていると、しのぶが茂を連れてやってくる。
しのぶは、実はちょっと相談があると言う。
もう一度ここで働きたい。
しのぶはそうお願いする。
直美は、自分たちとしてはすごく助かるが、家族は何と言っているのかを気にする。
しのぶは、反対されたが説得してきたという。
主人が味方になってくれた。
ただし条件がある。
働いても家のことは変わらずやること。
茂の面倒もしっかり見ること。
家族に迷惑をかけないこと。
その約束を守るために、朝は4時に起き、ここに来る前に家事はあらかた終わらせなければならない。
だから、前と同じようには働けない。
それでも、事務仕事でいいから働かせてほしい。
この条件はかなり厳しい。
家族の理解があると言っても、家のことは今まで通り全部やることが条件である。
結局、しのぶの負担だけが増える形にも見える。
それでもしのぶは働きたい。
子どもを産んだら、母親以外にはなれないと思っていた。
でも、久しぶりに恵風看護婦会に来た時、直美もりんも本当にすてきに見えた。
ここなら、もしかしたらと思った。
何より、この仕事が好き。
しのぶはそう言う。
この言葉は重い。
しのぶは、ただ手が空いたから働きたいのではない。
自分は母親である。
でも、それだけではない。
看護婦でもありたい。
そう思ったのだろう。
りんは、悪評が出回った時、あんなに怒っていたのを見て分かっていたと言う。
しのぶは笑う。
「だって、私、看護婦だもの。」
この一言が良かった。
しのぶは、恵風看護婦会を離れていても、看護婦だった。
心の中では、ずっと看護婦だったのだと思う。
直美は言う。
しのぶがいてくれたら、私たちも動きやすい。
「一緒に闘いましょう。日本で初めての派出看護婦会として。」
直美、りん、しのぶ。
三人は気持ちを一つにする。
悪質な看護婦会の問題に立ち向かうために、しのぶが戻ってきた。
これはかなり心強い。
内務省衛生局の柳生を思い出し、
増えた看護婦会を取り締まるなどの手を打ってほしいと
頼みに行ったりんと直美。
看護は誰にでも担える仕事ではないと柳生に訴えます。👇柳生はもう調査をしていた…?https://t.co/mvUWWcFYUk#朝ドラ #風薫る
中村倫也 pic.twitter.com/vK5WIX5X5L— 朝ドラ「風、薫る」公式 (@asadora_nhk) September 1, 2026
寛太の言い分は完全には否定しきれない
今回の寛太の主張は、嫌な言い方ではある。
でも、完全に間違っているとも言い切れない。
看護は今もうかる。
相場は決まっていない。
看護に人手が増えるのはいいことだろう。
世間にあふれる看護婦会のすべてに怒鳴り込むつもりか。
これらの言葉には、一定の理屈がある。
もちろん、患者の引き抜きや強引な勧誘は問題である。
知識のない人を看護婦として派出しているなら、それも危険である。
ただ、寛太がどこまで悪質なのかは、まだはっきりしない。
直美も、寛太に限ってはそこまであくどい商売はしていないと思うけど、と言っていた。
もしかすると寛太は、行き場のない女性たちに仕事を回しているつもりなのかもしれない。
もしそうなら、単純な悪役とは言い切れない。
料金体系が分からないままでは説得力が弱い
今回、どうしても気になったのは、恵風看護婦会の料金体系である。
悪質な看護婦会が法外な金額を請求していると言われている。
しかし、恵風看護婦会自体の料金体系がよく分からない。
貧しい人には無償で看護している。
一方で、裕福な人からはそれなりの金額を受け取っているはずである。
では、恵風看護婦会の通常料金はいくらなのか。
裕福な患者から取る金額と、他の看護婦会の「法外な金額」はどれほど違うのか。
その基準が見えない。
寛太は、相場なんて決まっていないと言った。
確かに相場が決まっていないなら、どこからがぼったくりなのかも分かりにくい。
さらに寛太は、派出看護がもうかることは直美が一番分かっているはずだろうとも言った。
直美はそこを強く否定しなかった。
そうなると、言い方は悪いが、恵風看護婦会も貧困層を救うために富裕層から高めに取っているのではないか、と寛太から見られても仕方ない面がある。
もちろん、物語を見ていれば、恵風看護婦会がおかしな看護をしていないことは分かる。
でも、劣悪な看護婦会とは違うというなら、料金面でも何が違うのかをもう少し示してほしい。
そうでなければ、りんの「看護はただの商売じゃない」という言葉が少し虚しく響いてしまう。
柳生は何を考えているのかますます分からない
柳生は、適切な看護を学ばなければ患者の命に関わるという言葉に対して、
「それは、私もよく知っている。」
と答えた。
これは、赤痢の時の経験があるからこその言葉なのだろう。
実際に感染し、看護を受けた人間だからこそ、看護の重要性を知っている。
そう考えると、あの時の柳生の描写がここにつながってくる。
ただ、柳生はすでに調査を始めていた。
それなのに、直美とりんには「検討する」とだけ言った。
なぜそうしたのか。
二人の覚悟を見たかったのか。
行政の動きをあえて隠したのか。
柳生は味方なのか、利用しているのか。
今回で、ますます分からない人物になってきた。
しのぶの復帰は恵風看護婦会にとって大きい
しのぶが戻ってくるのは大きい。
しかも、ただ人手が増えるというだけではない。
しのぶは、看護婦としての誇りを持っている。
悪評に本気で怒れる人である。
子育てを経験したからこそ、今のりんや直美の大変さも分かる。
前と同じようには働けない。
それでも、事務仕事でいいから働きたい。
この気持ちは本物だと思う。
一方で、家族から出された条件はかなり厳しい。
家事も子育ても今まで通りやったうえで働く。
朝4時に起きて、家事を終わらせてから来る。
これはしのぶが無理をしすぎないか心配でもある。
ただ、恵風看護婦会なら、そういう事情も含めて働き方を考えてくれるのではないか。
子育てしながら働く母親に寛容な場所として、しのぶの復帰を支えてほしい。
直美、りん、しのぶの三人で闘う展開へ
今回の最後は、直美、りん、しのぶの三人が気持ちを一つにした場面だった。
日本で初めての派出看護婦会として、悪質な看護婦会の問題に向き合う。
これは、単に恵風看護婦会の評判を守るためだけではない。
看護婦という仕事全体の信用を守る闘いである。
看護婦が増えたことは喜ばしい。
でも、看護を汚すような行為が広がれば、患者は看護婦そのものを信じられなくなる。
良い看護婦会まで疑われる。
だから、りんと直美は動かざるを得ない。
そこに、しのぶが戻ってきた。
かなり心強い流れになった。
今後は制度の問題に向かっていくのか
第113回を見る限り、今後は劣悪な看護婦会が淘汰され、良い看護婦会だけが残るような制度へ向かっていくのだろう。
看護婦を増やすだけでは足りない。
誰が看護婦を名乗れるのか。
どんな知識や技術が必要なのか。
料金はどうあるべきなのか。
派出看護婦会はどのように監督されるべきなのか。
そういう制度の話に入っていきそうである。
ここはかなり面白い題材だと思う。
ただ、そのためにも恵風看護婦会の料金体系や運営の仕組みは、もう少し見せてほしい。
「看護はただの商売じゃない」と言うなら、商売として成り立たせながら、どう志を守っているのか。
そこを描いてくれると、より納得できると思う。
まとめ
第113回は、悪質な派出看護婦会の問題が本格的に動き出した回だった。親和派出看護婦会を運営していたのが寛太だったことには驚いたが、寛太の主張は完全には否定しきれないところもあった。
看護はただの商売ではない。しかし、恵風看護婦会も料金を取って運営している以上、どこからが正当な料金で、どこからが法外な請求なのかは気になる。料金体系が分からないままでは、悪質な看護婦会との違いが少し見えづらい。
一方で、しのぶが恵風看護婦会に戻ってくる流れはとても良かった。子どもを産んだら母親以外にはなれないと思っていたしのぶが、もう一度看護婦として働きたいと願ったことには大きな意味がある。
今後は、劣悪な看護婦会が淘汰され、良い看護婦会だけが残るような制度づくりへ進んでいくのだろう。看護婦の数が増えた先にある、質と信用の問題に、りん、直美、しのぶがどう立ち向かうのか見ていきたい。
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