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2026年8月5日放送の『風、薫る』第93回は、赤痢の避病院に直美(上坂樹里)が駆けつけ、りん(見上愛)と共に現場を支えていく回だった。
直美は、駅で近くに赤痢が出たことを知り、りんならきっとそこにいると思って引き返してきた。
「でも……いた。」
この直美の言葉が、とても良かった。
りんがいるかどうかを疑っていない。
いると信じている。
そして実際にいた。
その信頼関係が、手拭いと頭巾で目しか見えないりんの笑顔からも伝わってきた。
一方で、直美もりんも怖くないわけではない。
怖い。
でも逃げない。
怖さを共有しながら、それでも看護を続ける。
今も昔も、未知のものや伝染病に人は恐れを抱く。
それでも立ち向かっていく人たちがいるから、救われる命があるのだと思った。
前回の記事はこちらです。

第93回のポイント
- 直美は駅で赤痢の話を聞き、りんならきっと避病院にいると思って引き返してきた。
- 環(英茉)はシマケン(佐野晶哉)に預けてきた。
- シマケンは「任せてください。信じてますから」とりんへの伝言を託した。
- 直美は横沢(井上祐貴)に必要な物資を運ばせた。
- りんは直美が来たことで、ようやく交代制にできると安心する。
- 黒川(平埜生成)は田島(中野英樹)と共に穴を掘っている。
- 横沢は高越日報の記者として、伝染病への理解のために自分を使ってほしいと黒川に提案する。
- 黒川は、手洗い用の穴を掘ることが医療であると説明する。
- 直美は、柳生(中村倫也)を差別する患者たちに「院内での差別を私たちは決して認めません」と宣言する。
- 夜、直美は自分たちのやっていることが間違っていないか不安になり、「怖い」と口にする。
- りんも、自分だけが怖いと思っていたわけではないと気づく。
- 太助(板橋駿谷)は、長太郎(渋谷そらじ)も自分も感染していないと報告し、穴掘りを手伝い始める。
- 新たな患者が次々と運ばれてくる。
- 直美は村の入口で、調理を手伝ってほしいと村人たちに頭を下げる。
- 最初は誰も出てこなかったが、後に村の女たちが食事作りを手伝いに来る。
- りんは、患者と看病婦の姿を見ながら「人を看てるんだなぁ」と気づく。
個人的に印象に残ったこと
今回は、なぜ直美が避病院に現れたのかが明かされた。
直美は駅で、近くで赤痢が出たことを知った。
そして、りんならきっとそこにいると思った。
だから、環をシマケンに預けてきた。
シマケンは「任せてください。信じてますから」と、りんへの伝言を託したという。
ここは、シマケンらしい。
りんを信じている。
直美を信じている。
環を預かることも引き受ける。
前回の「いとおしい」の後だからこそ、このシマケンの言葉にも少し重みがあった。
ただ、一点だけ現代の感覚で見ると少し気になった。
りんと直美は、環にとって二人のお母さんである。
いくらシマケンとはいえ、他人は他人である。
本物のお母さんであるりんの許可なく、二人目のお母さんである直美の判断で、シマケン一人に環を預けてしまうのは少し気になる。
もちろん、明治20年代の感覚では、近所の人や信頼できる知人に子どもを預けることは今よりずっと自然だったのかもしれない。
シマケンなら大丈夫だろうという信頼もある。
それでも、現代の感覚でいうと少し引っかかるところではあった。
直美はさらに、新聞社に行って横沢に、ここで必要になるものを運んでもらったと説明する。
りんは、これで交代制にできると歓迎する。
直美は、りんに引き継ぎが終わったら少し寝るよう命じる。
りんは聞く。
「でも……私がいなかったらどうしてたの?」
直美は答える。
「でも……いた。」
この答えがとても良かった。
直美は、はなからりんがいない場合のことなど考えていなかったように見えた。
りんなら絶対にここにいる。
赤痢が出て、看護婦が必要な場所があるなら、りんはきっとそこにいる。
そう信じて疑っていなかった。
いなかったらどうしたか。
その問い自体が、直美にとっては意味のない問いだったのかもしれない。
手拭いと頭巾で目しか見えないのに、りんが笑っていることが分かる。
その笑顔は、「無茶しやがって、このやろう」と最高のバディを受け止めた笑顔にも見えた。
りんにとって、今この場所で直美が来てくれたことは、本当に救いだったと思う。
一方、黒川は田島と一緒に穴を掘っている。
田島は、穴掘りがそんなに大事なことなのかと気にする。
黒川は頷くだけで、明確な説明はしない。
そこへ横沢が避病院にやって来る。
横沢は高越日報の者だと名乗り、黒川から話を聞こうとする。
黒川は、ここは病院だから帰りたまえと突き放す。
横沢は、黒川病院の医者がどうして穴掘りをしているのかと不思議に思う。
黒川は、君たちのような人間の来る所ではないと、なおも突き放す。
しかし横沢は引かない。
自分も穴を掘り始める。
そして言う。
「人々の伝染病への理解のために私を使ってみませんか?」
ここで、横沢がただの恋の邪魔者ではなく、新聞記者としての役割を持ってきた。
黒川は、その光景を見て説明する。
これは手洗い用の穴である。
伝染を抑えるには、毎日出る大量の排せつ物を制して清潔を保つことが肝要。
これが医療だ。
この説明は、とても大事だった。
医療というと、診察や薬を思い浮かべる。
しかし、伝染病との戦いでは、手洗い、排泄物の処理、清潔を保つことが医療そのものになる。
穴を掘ることも医療。
汚れたものを燃やすことも医療。
煮沸することも医療。
患者の体に直接触れることだけが医療ではない。
横沢は「なるほど」と納得する。
座って休んでいた田島も立ち上がる。
黒川の説明は、横沢だけでなく田島にも届いたのだと思う。
避病院の中では、りんがアサ(美山加恋)の体を支え、水分を取らせている。
直美は、あとは記録を見るからと、りんに少し休むよう言う。
りんはありがとうと感謝する。
ここで交代制ができる。
直美が来る前は、患者も看病婦もりんを頼り、りん一人に負担が集中していた。
直美が来たことで、ようやく看護の体制が変わり始めた。
廊下の隅にいる柳生に、患者が言葉をぶつける。
「おめえ……ま〜だ生きてたんか!」
かなりひどい言葉である。
柳生は飲み物を欲しがる。
直美は水を持ってくるよう指示する。
そして、どうして柳生が廊下にいるのかをりんに確認する。
りんは、柳生が赤痢を持ち込んだと思われていることを説明する。
直美は、病室の中に入ることを提案する。
柳生は、ほっといてくれと拒否する。
すると直美は、患者たちに向かって説教する。
「この人のせいにして、安心したいのかもしれませんが、院内での差別を私たちは決して認めません!」
これは直美らしい強さだった。
赤痢が怖い。
誰のせいなのか知りたい。
原因を一人に押しつければ、自分たちは安心できる。
柳生を悪者にすれば、混乱した気持ちを整理できる。
でも、それは差別である。
避病院の中で、それを許してしまえば、患者同士の不信が広がる。
看病婦も患者も、誰かを排除する空気に飲まれてしまう。
直美はそこをはっきり止めた。
院内での差別を認めない。
この宣言は、避病院を病院にするためにも必要だったと思う。
患者も看病婦も納得した様子を見せ、柳生は病室に移る。
夜。
井戸端で消毒液を作る直美のもとに、詰所で仮眠を取っていたりんがやって来る。
りんは直美に交代を申し出る。
直美は、消毒液を作りながら不安を口にする。
「これで合ってるんだよね?」
自分たちがやっていることは間違っていないのか。
バーンズ先生に教わった通りやっている。
でも、こんな大勢の伝染病の患者は初めて。
そして直美は、つぶやく。
「怖い……。」
ここが今回とても印象的だった。
直美は強い。
堂々としている。
柳生への差別も止めた。
村人にも後で頭を下げる。
でも、怖くないわけではない。
直美も怖い。
それをりんに打ち明ける。
りんは、自分だけが怖いと思っていたわけではなかったのだと気づく。
昨日までは必死だった。
でも今になって怖くなっている。
りんがそう言うと、直美は「そりゃ、怖いよ」と答える。
この二人の会話がすごく良かった。
怖い。
でも、それを隠さない。
強がらない。
同じ怖さを共有する。
直美とりんの間では、もう隠し事をする必要がなくなってきているのだと思う。
怖いと言える相手がいる。
それでも一緒に現場に立てる。
この二人は本当にバディになってきた。
直美に休むよう命じるりん。
直美がりんに寝ろと言い、りんも直美に休めと言う。
互いに無理をさせない関係でもある。
避病院の庭では、りんが道具を煮沸消毒している。
裏の空き地では、黒川たちが穴を掘っている。
穴を掘りながら、横沢は「医療には体力がいるんですね」と言う。
立ち上る煙を見て、あれは何かと黒川に確認する。
黒川は、伝染病にかかって亡くなったら必ず焼かれることを説明する。
これは現実の重さを感じる場面だった。
助けるための作業と、亡くなった人を送る作業が同じ場所で続いている。
赤痢との戦いは、きれいごとでは済まない。
そこへ太助が現れる。
穴掘りは自分がやるから、黒川は仕事をしてくれと頼む。
太助は、三日待っても体調に変化はなく、長太郎もかかっていないことを黒川に報告する。
りんは、元気そうで良かったと声をかける。
太助はアサの様子を確認する。
りんが、アサは頑張っていると伝えると、太助はお願いしますと頭を下げる。
この太助の変化も大きい。
最初は避病院へ運ぶことを拒んでいた。
村での立場を恐れ、医者を信じきれなかった。
でも今は、穴掘りを手伝いに来た。
自分にできることをしようとしている。
その様子を、役場の山辺が外から眺めている。
この小さな変化が、後の村人たちの協力にもつながっていくのだと思う。
しかし、状況は良くなるどころか、新たな患者が次々と運ばれてくる。
患者で埋め尽くされた部屋に、新しい患者が入る。
黒川は診察をし、りんが呼ばれる。
りんの仕事を染(大浦千佳)が代わりにやる。
マル(清水緑)は待機している二人を呼びに行く。
黒川は、伝染が勢いを増して、家で隠しきれない患者が増えてきているのかもしれないと推測する。
これは厳しい。
昨日、避病院の清潔を取り戻した。
直美も来た。
横沢も協力している。
太助も穴を掘りに来た。
それでも、感染は勢いを増している。
現場はすぐには良くならない。
つい立てに貼り出された各患者の名前を見ると、日付が六月二十一日であることが分かる。
ここで少し思った。
このドラマは、今が何年の何月なのかが分かりにくい。
舞台設定が明治二十年代であることは理解している。
でも、具体的に今が何年の何月何日なのかは、見ていて分からなくなることがある。
ナレーションで説明することを、かなり避けているドラマなのかもしれない。
何でもかんでも説明されるのは好きではない。
ただ、必要最低限の前提条件だけは説明してくれると助かる。
以前、環が夕方にやってくると言っていた時、到着した時間帯がまだ明るかったので夏至の近くなのかと思った。
でも、りんの服装を見ると少し寒そうにも見える。
風邪が流行っているような描写もあった。
今は一体何年の何月なのか、正直よく分からなくなっていた。
自分が見逃しただけかもしれない。
ただ、どこまで遡れば確認できるのかも分からず、諦めていた。
今回、直美が貼った患者の名前に六月二十一日と記されていた。
少なくとも今は六月下旬だと理解できた。
視聴者を信頼しているのか、委ねすぎているのかは分からない。
でも、最低限の説明があると個人的には助かるなと思ってしまう。
直美とりんは、お湯を沸かすのも追いつかない、食事の用意も間に合わないと話し合う。
すると直美は、「私、行ってくる。ここは頼んだ」と、りんに現場を任せて一人どこかへ向かう。
直美は村の入口に来て叫ぶ。
自分は避病院で働く看病婦で、みんなにお願いがあって来た。
患者が増えて人手が足りない。
調理をする人も、調理の道具も足りない。
伝染を広げないための調理の仕方を教えるので、どなたかお願いします。
直美はそう頼み込む。
そして言う。
この病気は人と会えない。
家族と会えない。
話せない。
だから会う代わりに、話す代わりに、ごはんを作ってくれませんか。
きっと、みんなのおみそ汁を飲んだら、家に帰ろうと元気が出るはずなのだ。
直美は、なりふり構わず頭を下げる。
「助けてください! お願いします!」
ここが本当に良かった。
直美は強い人である。
でも、何でも一人でできるわけではない。
困った時に、困ったと言える。
助けてほしい時に、助けてくださいと言える。
これは意外と大事なことだと思う。
何でもかんでも、相手が察してくれるわけではない。
助けが必要なら、助けてほしいと言わなければ伝わらない。
直美は村人に対して、素直に助けてくださいとお願いした。
この直美なら、いつかりんに対しても、派出看護のことで助けてくださいと素直にお願いできるのではないかと思った。
ただ、最初は誰も出てこない。
直美は道を引き返す。
でも、陰から直美を見ている村人たちがいる。
家から顔を出す女たちがいる。
直美の言葉は、すぐには動かさなかった。
しかし、確実に届いていた。
避病院では、患者で埋め尽くされた部屋で、りんが患者と看病婦を眺めている。
直美が「どうした?」と心配する。
りんは言う。
「何か……看護をして、信じて、命を預けてくれて……。人を看てるんだなぁって……。」
この言葉も大きかった。
りんは山本の件以来、命に触れることを怖がっていた。
患者に触れる手が震えた。
でも今、患者たちはりんたちを信じている。
看病婦たちも、りんの指示を信じて動いている。
命を預けてくれている。
その中で、りんは改めて気づく。
自分は人を看ているのだと。
ここで、りんが何か吹っ切れたように見えた。
看護とは、技術だけではない。
命を預かることでもある。
それは怖い。
でも、信じて命を預けてくれる人がいる。
だから看る。
りんが看護婦として戻ってくるうえで、とても大事な気づきだったと思う。
その時、見張り番が直美とりんを外に呼ぶ。
避病院の外には、村の女たちの姿があった。
女たちは、かまどを使っていいと言う。
アサに自分の作ったごはんを食べさせてやりたいと申し出る人もいる。
直美とりんは、「ありがとうございます!」「助かります!」と頭を下げる。
直美の「助けてください」は、村の女たちを動かした。
この流れはとても良かった。
村人たちは、最初は医者を疑い、石を投げるほどだった。
でも、太助が穴を掘りに来た。
女たちが食事を作りに来た。
少しずつ、村の空気が変わり始めている。
赤痢との戦いは、医者と看護婦だけでは乗り越えられない。
村の人たちが、自分たちも関わることで初めて支えられる。
第93回は、その変化が見えた回だった。
直美「院内での差別を私達は決して認めません」
感染症を持ってきたのでは?と差別され廊下で寝ていた柳生を
直美とりんは病室に移しました。この後、午後0:45から再放送です。
👇キッパリと言い放つ直美https://t.co/xeugZIEN9O[見逃し配信中]#朝ドラ #風薫る
見上愛 上坂樹里 中村倫也 pic.twitter.com/VlveQ097vi— 朝ドラ「風、薫る」公式 (@asadora_nhk) August 5, 2026
直美はりんがいると信じて疑っていなかった
直美が避病院に来た理由は、実に直美らしかった。
赤痢が出た。
りんならきっとそこにいる。
だから来た。
りんがいなかったらどうしたのかという問いに、直美は「でも……いた」と答えた。
この言葉には、直美のりんへの信頼が詰まっている。
りんはきっと看護している。
危険な場所でも、必要とされる場所ならいる。
その信頼が現実になった。
りんも、直美が来てくれたことで救われたように見えた。
二人はもう、ただの友人というより、現場で互いを支える最高のバディになっている。
直美も怖い。それを言える関係がいい
直美は強い。
柳生への差別を止める時も、村人に助けを求める時も、堂々としている。
でも、その直美も怖い。
自分たちがやっていることが正しいのか。
バーンズ先生に教わった通りでいいのか。
こんな大勢の伝染病患者を前にして、自分たちは間違っていないのか。
直美はその不安をりんに打ち明けた。
それを聞いて、りんも自分だけが怖いのではなかったと気づく。
怖いと共有できることは大きい。
怖くないふりをしていると、無理をする。
でも怖いと言えれば、支え合える。
直美とりんは、怖さまで共有できる関係になってきている。
直美の「助けてください」が村を動かした
直美は村の入口で、素直に頭を下げた。
助けてください。
お願いします。
これは簡単なようで、なかなか難しい。
特に直美は、これまで一人で生きてきた人である。
嘘をつき、強がり、誰にも頼らず生きてきた。
その直美が、村人に向かって助けてくださいと言う。
これはかなり大きな変化だと思う。
そして、その言葉は村の女たちに届いた。
すぐには出てこなかった。
でも、後から来てくれた。
人は、正論だけでは動かない。
でも、誰かが本気で困っている姿や、家族にごはんを食べさせてあげたいという思いには動くことがある。
直美はそこを突いたのだと思う。
りんは「人を看ている」と気づいた
りんが「人を看てるんだなぁ」と言った場面は、とても大事だった。
これまでりんは、命に触れることを怖がっていた。
山本の「助けて」が残っていた。
でも今、赤痢の避病院で、患者たちはりんたちに命を預けている。
看病婦たちも、りんの指示を信じて動いている。
そこにあるのは、単なる作業ではない。
人を看るということだった。
この気づきによって、りんは一つ先へ進んだように見えた。
怖い。
でも看る。
命を預かる。
それが看護なのだと思う。
日付がようやく少し見えた
今回、患者の名前が貼り出された紙に六月二十一日という日付が見えた。
個人的には、少し助かった。
このドラマは、時間の流れが分かりにくいことがある。
今が何年の何月なのか、どれくらい時間が経っているのか、視聴者側でかなり補わなければならない。
それが面白さでもあるのかもしれない。
ただ、最低限の前提条件はもう少し示してくれてもいいのになとは思う。
今回は少なくとも、今が六月下旬だということが分かった。
こういう情報が少しあるだけでも、かなり見やすくなる。
今週は人間の本音がたくさん出ている
今週は、人間の本音がたくさん出ている。
村人の恐怖。
太助の不安。
柳生への差別。
直美の怖さ。
りんの怖さ。
村の女たちの、家族にごはんを食べさせてやりたい気持ち。
医療従事者も村人も、みんな怖い。
それでも、怖さの先でどう動くのかが描かれている。
未知のものを恐れるのは、今も昔も変わらない。
でも、その中で立ち向かう人たちがいる。
助けてくれる人たちがいる。
救う方だって同じ人間なのだから、怖いのは当たり前である。
だからこそ、助けてくれる人にはもっと感謝した方がいいのかもしれない。
まとめ
第93回は、直美が避病院に駆けつけ、りんと共に赤痢の現場を支えていく回だった。
直美は、りんなら必ずそこにいると信じて来た。そして実際にりんはいた。その信頼関係が、今回とても良かった。
同時に、直美もりんも怖い。怖いと言い合えるからこそ、二人は支え合える。強い看護婦だから怖くないのではなく、怖さを抱えながら看護しているのだと思う。
直美の「助けてください」という言葉が村の女たちを動かし、りんは「人を看ている」と気づいた。赤痢との戦いはまだ厳しいが、村全体が少しずつ変わり始めているように見えた。
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