朝ドラ再放送「チョッちゃん」第65回感想 直接会えなくても伝えたい想い ドア越しの涙と母の天然発言に笑って泣いた日

朝ドラ

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『チョッちゃん』第65回は、娘・蝶子(古村比呂)と父・俊道(佐藤慶)の“再会できそうでできない”すれ違いが切なく描かれた回だった。要(世良公則)との結婚をどうしても認めてほしい蝶子と、それを頑なに拒む俊道。父と娘の心が通じ合うまでには、まだ越えなければならない壁があった。

すれ違い続ける俊道と蝶子

俊道は、蝶子と要に会うために旅館まで足を運んだ。しかしその時、ふたりは不在。自宅へ戻った俊道のもとへ今度は蝶子と要が訪ねてくるが、俊道はついに最後までふたりに顔を見せることはなかった。その選択の重さ、そして父としての複雑な感情が画面越しににじんでいた。

蝶子の語りかけに涙

診察室のドア越し、俊道に向けて蝶子が語りかけるシーンは、思わず涙がこぼれた。彼女は「会いたい、話がしたい」と言うが叶わず、要さんと結婚するということを報告し、音楽学校に入学させてもらって、好きなことをさせてもらって「ありがとう」とまず感謝の気持ちを述べ、声楽の道を諦めるという報告、そして「申し訳ありません」と謝罪の言葉を続けた。そして、自分の選んだ道を後悔していないこと、これからの人生を見守っていてほしいこと、そして要のこともいつか許してくれると信じている、という強い決意が込められていた。直接会えなくても、蝶子の心の声は確かに父に届いていたはずだ。

“昭和の父親”俊道の頑固さ

蝶子の真剣な言葉を聞きながらも、俊道はやはり顔を出さなかった。そこには「父としての威厳」や「時代の価値観」が強く影を落としていたのかもしれない。娘を愛しているがゆえに、素直に喜べない父の姿は、まさに昭和初期の“典型的な頑固な父親像”そのものだった。

今日の笑いどころ 母・みさの天然発言

涙のシーンが続く中、場を和ませてくれたのはやっぱり母・みさ(由紀さおり)。俊道に向かって「改めて要さんに会ってもらいたい」と言ってしまい、すでに会っていることをあっさりバラしてしまう天然っぷりには思わず笑ってしまった。この“うっかり”が場の空気を一瞬でやわらげてくれるのだから、母の存在は本当に大きい。

見えないけれど、つながった気持ち

最後まで俊道に会うことはできなかったけれど、蝶子が言葉にした思いは、しっかりと家族の中に染み込んでいったように感じた。時間はかかっても、いつかきっと、俊道の心が動く日が来る。そんな希望を抱かせてくれるラストだった。

会話にならない会話、それでも伝わる想い。『チョッちゃん』らしい優しさとリアルさが光る一回だった。

おまけの感想 北海道弁とレオナルド熊の妙

他の登場人物たちの北海道弁は時にちょっと強烈に感じることもあるけれど、不思議とレオナルド熊の北海道弁はすんなり耳に入ってくる。それもそのはず、彼は北海道樺戸郡新十津川町の出身。地元の言葉を自然に話す彼の演技には、リアリティと温かみが感じられる。

 

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