本記事にはアフィリエイト広告を利用しています。
2026年3月16日に放送された『どんど晴れ』第127回。
カツノの葬儀が終わり、加賀美屋では新しい日々が始まった。
そして夏美も、いよいよ若女将としての仕事をスタートさせることになる。
これまで仲居として働いてきた夏美だが、今日からは仲居たちをまとめる立場だ。
着物も髪型も変わり、周囲から見ればすっかり若女将らしく見えるようになった。
実際、お客様からも「笑顔のいい仲居さんだった」と覚えられており、その笑顔は若女将になっても健在だ。
しかしその一方で、カツノを失った悲しみは確実に夏美の中に残っている。
しかも厄介なことに、その悲しみは夏美自身でさえまだはっきりと自覚していない。
若女将として新しい一歩を踏み出した夏美。
だが、その笑顔の裏には深い悲しみが潜んでいるようだ。
※この回は、前日の展開を踏まえて見ると、より重みが増します。
👇 前回(第126回)の感想はこちら

カツノの葬儀、そして若女将・夏美の新しい一日が始まる
・大女将・カツノ(草笛光子)の葬儀は遺言により、身内だけでひっそりと行われた。
・加賀美屋では新しい日々が始まる。
・環(宮本信子)が従業員を集め、大女将カツノが亡くなったことを報告する。
・環は「今日からみんなで助け合い、支え合いながら頑張っていきたい」と挨拶し、深々と頭を下げる。
・環は夏美(比嘉愛未)が今日から若女将として働くことも伝える。
・夏美は若女将として頑張るつもりだと挨拶し、深く頭を下げる。
・従業員たちから拍手が起こる。
個人的感想
カツノの葬儀は、遺言により身内だけで静かに行われたようだ。
ここで言う「身内」に、披露宴に出席していた分家の人たちまで含まれていたのかは分からない。ただ「ひっそりと行われた」と表現されていることから考えると、本家の人間だけで行われた可能性が高そうだ。
もし披露宴に出席していた分家の人たちまで呼んでいたら、披露宴の直後に葬儀という流れになるわけで、あの口うるさい分家の人たちが何かしら文句を言い出してもおかしくない。そういう意味でも、本家だけで静かに執り行われたのかもしれない。
そして、若女将としての夏美の姿が登場した。
着物は仲居のものから変わり、髪型も変わっている。見た目の印象もかなり変わり、いよいよ若女将としての立場に入ったのだと感じさせる。
環は従業員を集めてカツノの死を報告し、「これからはみんなで助け合い、支え合ってやっていこう」と頭を下げた。長い間、大女将として君臨していたカツノ。隠居してからもその存在感は大きく、加賀美屋にとって精神的な支柱のような存在だった。そのカツノがいなくなったことで、加賀美屋は大きな柱を失ったとも言える。
さらに今日から夏美が若女将として働くことになる。
これまで夏美は一番下っ端の仲居として働き、先輩たちから厳しく当たられることもあった。しかし今日からは、その関係が一気に逆転することになる。
夏美にとっても仲居たちにとっても、しばらくはやりづらい状況が続くかもしれない。それでも、少しずつ新しい関係に適応していってほしいと思う。
カツノの葬儀が「身内だけ」の意味
大女将という立場を考えると、本来なら盛大な葬儀になってもおかしくない。
それを身内だけで行ったのは
・加賀美屋の内部の問題を外に見せない
・分家との対立を広げない
という意図も考えられる。
夏美の立場が一気に変わる
昨日まで
仲居(最下位)
だった夏美が
今日から
若女将(経営側)
になる。
これは職場の人間関係としてもかなり大きな変化。
ここから
仲居との関係再構築
という新しいテーマが始まる可能性がある。
加賀美屋の「精神的支柱」の喪失
カツノの死によって
・伝統
・権威
・判断基準
の象徴が消えた。
これからの加賀美屋は
環と夏美の判断で進む
新しい時代
に入っていく。
若女将の仕事とは?顧客データベースと「書き込めない事情」
・環が夏美に、今日からの若女将の仕事について説明する。
・柾樹(内田朝陽)がパソコンでまとめた常連客のデータベースを使うように指示する。
・担当する仲居を決めることも夏美の仕事だと説明される。
・常連客の好みの部屋、料理の好き嫌い、持病なども確認する必要があるという。
・食べられないものがある場合は板場と相談して料理を調整するのも若女将の仕事だと説明される。
・夏美はパソコンを問題なく使いこなす。
・一方、時江(あき竹城)はパソコンに苦手意識を示す。
・長い付き合いのあるごひいきの客については、その都度環に確認するように言われる。
・顧客データベースには書き込めない事情もあると環は説明する。
・環はここ一か月ほどの間に、カツノからごひいき客それぞれの事情を教えてもらっていたと話す。
・夏美はカツノから「自分の知っていることを教えておきたい」と言われたことを思い出す。
・環は夏美に「今日から頼みますよ」と改めて伝える。
・さらに時江には、しばらく夏美のそばについて補佐するよう命じる。
・時江もその役目を引き受ける。
個人的感想
柾樹が作った顧客データベースについて、少し気になる点がいくつもあった。
環が例として出した「酒井透」という客のデータを見ると、顧客番号が「32013」となっている。しかも、さ行の顧客一覧を見ても番号はすべて3万台だった。
これは単純に顧客が3万人以上いるという意味なのだろうか。それとも最初の数字はグループ番号のようなもので、後ろの数字が実際の顧客番号なのだろうか。老舗旅館であれば顧客が3万人いてもおかしくはないのかもしれないが、もし柾樹が一人でその人数分を入力したのだとしたら、なかなかの作業量だと思う。
また、顧客データには「日帰り」という項目もあった。加賀美屋は日帰り利用もできるのだろうか。温泉だけ入るとか、宴会利用だけという形があるのかもしれない。
さらに気になったのは「持病」という項目だ。これは宿泊客に申告してもらっているのだろうか。それとも女将や仲居が世間話の中で聞き取った情報なのだろうか。高級旅館に泊まったことがないのでよく分からないが、持病まで記録されるというのはなかなか細かい。
酒井透という客のデータを見ると、宿泊回数は4回。最初は夫婦で泊まっていたが、4回目には子供を連れてきている。ただ、生年月日から計算するとすでに50歳を超えているはずなのに「子供」の欄に1と記録されている。このデータベースで「子供」とされる年齢の範囲はどこまでなのだろう。3回目と4回目の間に生まれた子供なのだろうか、それとも初回から子供はいたが、思春期で親と旅行なんて行ってられるかと断られたのだろうか。
さらに、4回の宿泊すべてが「百合の間」だった。よほどその部屋が気に入っているのだろう。他の部屋も泊ってみないと好みの部屋の比較対象がないのに。4回も観光目的で泊まりに来てるのにさんさ踊りの時期には一回も来ていないとか。こんなふうに客の事情を想像しているだけで、無駄な時間を使ってしまった。
夏美の仕事は思った以上に多い。顧客データを確認し、担当の仲居を決め、部屋の希望や食事の好みを確認し、持病や食べられないものがあれば板場と調整する。若女将の仕事はかなり細かい管理業務でもあるようだ。
そして気になるのは環の言葉だ。「長い付き合いのごひいき客についてはその都度確認してください」とわざわざ言ったということは、これは今後確認しなかったことで何かトラブルが起こる伏線なのではないかとも思える。
さらに「データベースには書き込めない事情もある」という言葉も不気味だ。書けない事情とは何だろう。不倫で利用しているとか、反社会的な関係とか、そういうものなのだろうか。少しだけ加賀美屋の裏側のようなものを感じてしまう。
しかもカツノは、そうした事情を長年一人で覚え続けていたことになる。かなりの記憶力だ。
とはいえ、しばらくは時江が夏美のそばについてくれるという。仕事の面では少し安心できそうだ。
若女将の仕事は「接客」+「情報管理」
このシーンで描かれた若女将の仕事は
・顧客情報管理
・仲居配置
・料理調整
など
旅館経営のオペレーション管理
に近い。
つまり夏美は
接客係としてだけではなく
現場マネージャー
にもなる。
柾樹のデータベース=近代化
柾樹が作ったデータベースは
・IT
・合理化
・情報共有
という
近代経営
の象徴。
一方で
環やカツノは
記憶と経験
で管理してきた。
つまりこのシーンは
伝統 vs データ
の対比でもある。
「書き込めない事情」の意味
データベースに書けない事情とは
・不倫関係
・政治家や有名人
・反社関係
・家族問題
など
表に残せない顧客情報
の可能性があるのだろうか。
時江が補佐役になる意味
時江は
・仲居の代表
・現場の古株
・人間関係の調整役
つまり
夏美と仲居の橋渡し役
としても配置された可能性が高い。
若女将としての初指導、仲居・則子への注意
・夏美の若女将としての仕事が始まる。
・時江がそばについて夏美を指導している。
・夏美は障子の汚れを見つけ、自分で拭こうとする。
・時江はそれを止める。
・担当の仲居にきちんと指導することも若女将の仕事だと時江は説明する。
・小さな見落としでも放置すると大きなミスにつながると指摘する。
・時江は担当の仲居である則子(佐藤礼貴)を呼び戻す。
・夏美は則子に優しく注意する。
・後ろにいる時江が、もっとはっきり言うよう促す。
・夏美は「これからは気をつけてくださいね」と語気を強めて伝える。
・則子は驚いた様子で雑巾を取りに行く。
個人的感想
夏美が障子の汚れを見つけて自分で拭こうとした場面では、最初は時江が「人の仕事を取るな」というような意味で止めるのかと思った。しかし実際はそうではなく、もっと実務的な理由だった。
小さな掃除の見落としでも、それを見逃してしまえばやがて大きなミスにつながる可能性がある。だからこそ、担当の仲居本人にやり直させることが重要だというのだ。これは確かにもっともな話だと思う。
時江は仲居頭としてかなり厳しい指導をする人物なので、視聴者によってはパワハラ気味に見えることもあるかもしれない。ただ、少なくとも業務指導の面では、時江の言っていることは基本的に正論であることが多いと感じている。
今回の場面でも、夏美が自分で掃除をしてしまえば、その場は丸く収まるかもしれない。しかしそれでは、則子は自分のミスに気づかないままになる。だからあえて呼び戻してやり直させたのだろう。
思い出すのは、以前の翼のアレルギーの件だ。時江が止めていたにもかかわらず、夏美が独断で行動した結果、翼はアナフィラキシーショックを起こしてしまった。まさに小さな判断ミスが大きな事故につながった典型例だった。
そう考えると、今回の時江の指導はかなり理にかなっている。
そして同時に、これは則子だけでなく夏美への教育でもあるのだと思う。
これまで夏美は一人の仲居、つまり現場のプレイヤーとして働いてきた。しかし今は若女将という立場だ。つまりこれからはプレイヤーではなく、現場を管理するマネージャーの役割も担わなければならない。
だからこそ時江は、仲居への指導の仕方まで含めて夏美を教育しているのだろう。
それにしても、時江という人物は改めてすごい。
夏美の失態が原因で理不尽な形で解雇された過去があるにもかかわらず、今こうして夏美のために親身になって指導しているのだから、普通ならなかなかできることではない。
もしかすると時江は、仲居頭という仕事そのものに強い誇りを持っているのかもしれない。もしそうだとしたら、加賀美屋にとってかなり優秀な従業員と言えるだろう。
若女将は「プレイヤー」ではなく「マネージャー」
今回のシーンは
仲居 → プレイヤー
若女将 → 管理職
という立場の違いを明確に描いている。
夏美は
「自分でやる人」
から
「人にやらせる人」
へ変わる必要がある。
時江の役割は「教育係」
今回の回で時江は
・仲居の代表
・若女将の教育係
という
現場教育担当
のポジションにいる。
つまり
加賀美屋の現場を知り尽くした人物
として描かれている。
夏美の「語気が強くなる」意味
夏美は最初
かなり柔らかい注意
をしていた。
しかし時江のジェスチャーを見て
少し強く言い直した。
これは
若女将としての権威を作る瞬間
とも言える。
若女将として板場へ指示、料理変更にも即対応
・夏美が板場にやってくる。
・夏美は板長の浩司(蟹江一平)に、青魚が苦手な客がいることを伝える。
・浩司は鯖の料理をイサキの料理に変更可能と伝える。
・夏美は清美(中村優子)にも指示を出す。
・その様子を板前3人と番頭の中本(高橋元太郎)がうっとりした表情で見ている。
・そこへ時江が視線を遮るように立つ。
・すると板前たちは蜘蛛の子を散らすように仕事に戻る。
個人的感想
浩司の板長ぶりも、だいぶ板についてきたように見える。
突然の料理変更にも臨機応変に対応しており、板場の責任者としてしっかり役割を果たしている印象だ。
ただ気になるのは、前の板長だった篠田が退職してから板前の補充をしている様子がまったく描かれていない点だ。以前は4人体制だった板場が、現在は板前3人で回っていることになる。
もしかすると、女人禁制を解いたことで仲居も板場の手伝いに入れるようになり、
「板前3人+仲居」で運営しているのかもしれない。実際のところ、今の板場がどんな体制で回っているのかは少し気になるところだ。
それにしても面白かったのは、板前たちと番頭の反応だ。
今まで散々仲居として働いている夏美を見てきたはずなのに、若女将姿になった途端に急に見惚れている。
夏美という人間そのものは何も変わっていない。
変わったのは着物と髪型、そして立場だけだ。
それなのに、男たちの反応はあからさまに変わる。
結局のところ、若女将という肩書きや装いに影響されている部分も大きいのだろう。
そこへ時江が無言で視線を遮るように立つと、板前たちは蜘蛛の子を散らすように仕事に戻る。
この一瞬のやり取りだけで、板場における時江の存在感の強さがよく分かる場面だった。
若女将の仕事は「板場との調整役」
旅館の若女将は
・客情報
・仲居配置
・料理調整
など
現場のハブ(調整役)
になるようだ。
今回の料理変更もその典型。
「若女将効果」
同じ人物でも
・仲居
・若女将
では周囲の反応が変わる。
これは
肩書きの権威
を描いたシーンでもある。
時江の「現場支配力」
板前たちは
夏美 → 見惚れる
時江 → 即仕事
という反応。
つまり板場では
時江の方が実質的に怖い
存在。
これは
現場の実力者
としての描写でもある。
笑顔の若女将、その裏にあるカツノロス
・夏美が客に挨拶をしている。
・その様子を環と時江が見守っている。
・環は時江に夏美の若女将ぶりをどう思うか尋ねる。
・時江は、仕事はしっかりやっているが、もう少し若女将としての威厳が必要だと答える。
・環は意味深に「ほかには?」と問いかける。
・夏美は以前と変わらない、むしろそれ以上に明るく振る舞っている。
・夏美は恵美子(雛形あきこ)を探しに母屋へ向かう。
・その途中でカツノの部屋に入る。
・カツノの遺影を見て悲しそうな表情を見せる夏美。
・そこへ恵美子が戻ってくる。
・夏美はカツノが飼っていた子ガメの行方を尋ねる。
・恵美子は平治(長門裕之)が引き取って飼うことになったと答える。
・恵美子は夏美の様子に変化を感じ取る。
・そこへ時江がやってきて、女将と一緒に客への挨拶に行くよう夏美を呼ぶ。
・夏美は恵美子に買い物の追加を頼み、その場を離れる。
個人的感想
環が夏美の若女将ぶりについて時江に確認する場面で、「ほかには?」と意味深に問いかけたのは、おそらくカツノが亡くなったことによる変化がないかを確かめたかったのだろう。
表向きの夏美は、以前と同じように明るく振る舞っている。むしろ、周囲に心配をかけないように、これまで以上に元気に振る舞っているようにも見える。
しかし、その内面はやはり大きく揺れているのではないだろうか。
それがはっきりと表れたのが、カツノの部屋に入ったときの表情だった。
遺影を見つめる夏美の顔には、明らかに悲しみが浮かんでいた。
そしてその変化には、恵美子も気づいたように見える。
これまでの描写を見る限り、夏美は加賀美家の家族以上にカツノの存在に強く影響を受けていたように思う。だからこそ、カツノを失った喪失感は、家族以上に大きいのかもしれない。
これまで夏美は、どんな状況でも前向きに進んでいく「ポジティブモンスター」のような人物として描かれてきた。しかし、人はどれだけ強そうに見えても、壊れるときは一瞬だ。
悲しいときは無理に元気を装う必要はない。
思いきり悲しんで、きちんと気持ちを整理してから前に進めばいい。
夏美には、カツノロスをしっかり乗り越えてほしいと思う。
環が確認したかった「変化」
環の「ほかには?」という質問は
・仕事ぶり
ではなく
精神状態
を確認したかった可能性が高い。
つまり環は
夏美の「カツノロス」を
すでに疑っている。
夏美の「過剰な明るさ」
人が
・悲しみ
・喪失
を抱えたとき
逆に
過剰に明るく振る舞う
ことがある。
夏美の行動は
その典型にも見える。
若女将としての評価と、笑顔の裏にある悲しみ
・環と夏美が、客の宮部に挨拶をする。
・宮部は以前宿泊した際に、夏美のことを「笑顔のいい仲居」として覚えていた。
・宮部は環に「いい人を若女将にしたね」と夏美を褒める。
・夏美は次に、桔梗の間の客へ挨拶に向かう。
・その様子を見ていた康子・則子・恵の三人が、どこから見ても若女将だと話す。
・則子は、着るものが変わると人は変わるものだと言う。
・すると時江が、変わったのは着物ではなく気持ちの中身だと一喝する。
・若女将として新たな日々を歩み始めた夏美。
・しかしナレーションで、夏美の笑顔の裏には本人も気づかない深い悲しみがあることが語られる。
・そのまま今日の放送は終了する。
個人的感想
客の宮部が、夏美のことを「笑顔のいい仲居さんだった」と覚えていたのは印象的だった。やはり夏美の最大の武器はあの笑顔なのだろう。カツノが夏美を気に入っていたのも、結局はその笑顔の力だったのかもしれない。極端な言い方をすれば、笑顔だけで若女将になったと言ってもいいくらいだ。
一方で、康子・則子・恵の三人の態度の変化はなかなか露骨だった。ついこの前まで厳しく当たっていたのに、今では「どこから見ても若女将だ」と手のひらを返したように持ち上げている。
もちろん夏美の性格からして、この三人に対して仕返しのようなことをする可能性はほぼない。しかし客観的に見れば、立場は完全に逆転している。普通なら、いつ報復されてもおかしくない状況だ。
こういうタイプの人たちは、おそらくそのとき一番力を持っている人物に合わせて立場を変えるのだろう。もし今後、夏美より影響力の強い人物が現れれば、またそちらに乗り換える可能性もありそうだ。
そして最後のナレーションだ。
「笑顔の裏には、夏美自身も気づかない深い悲しみがあった」。
ただ、これを聞いても正直「そうでしょうね」としか思えない。夏美はこれまでの描写でも、周囲の状況や人の気持ちにあまり気づかないタイプとして描かれてきた。だから、自分自身の心の状態に気づいていないとしても不思議ではない。
むしろ心配なのはこの先だ。精神状態が万全でないまま無理に仕事を続ければ、どこかで大きな問題を起こしてしまう可能性もある。
カツノは亡くなり、大きな一区切りはついた。
しかし物語そのものはまだ終わっていない。
むしろここからもう一波乱あるのではないかと、少し期待してしまうところでもある。
夏美の「笑顔」は最大の武器
宮部の言葉から分かるのは
夏美の評価の中心が
笑顔と人柄
であること。
これは
・接客業
・旅館文化
では非常に重要な要素ということだろう。
仲居三人のリアルな人間関係
康子・則子・恵の態度は
・権力への適応
・組織の空気読み
という
職場のリアルな人間関係
を描いている。
これはどの職場にもよくある構図。
時江の一言の意味
時江の
「着るものではなく、気持ちの中身が違う」
という言葉は
若女将とは
・衣装
・肩書
ではなく
覚悟と責任
だというメッセージ。
ナレーションの伏線
「本人も気づかない悲しみ」
というナレーションは
・心の崩壊
・精神的限界
など
今後のトラブルの伏線
の可能性が高い。
まとめ
カツノが亡くなり、加賀美屋は一つの時代を終えた。
そしてその後を引き継ぐ形で、夏美の若女将としての生活が始まった。
仕事ぶりだけを見れば順調だ。
お客様にも笑顔を覚えられており、周囲から見ても若女将として立派にやっているように見える。
しかしナレーションが語った通り、夏美の笑顔の裏には深い悲しみが隠れている。
しかもそれは、本人ですらまだ気づいていないほどのものらしい。
カツノの死という大きな出来事を乗り越え、夏美は本当の意味で若女将になれるのだろうか。
物語は一区切りついたようにも見えるが、どうやらまだ何か一波乱ありそうな気配もする。
ここからの展開にも注目していきたいところだ。
『どんど晴れ』感想まとめはこちら
広告
懐かしい朝ドラをもう一度見たい方はこちら → NHKオンデマンドでは見られないけどTSUTAYA DISCASで楽しめる朝ドラ5選
