朝ドラ再放送『どんど晴れ』第37回感想(ネタバレ) ―「初めての“部屋付き”と、揺れるおもてなしの線引き」―

どんど晴れ

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2025年11月24日(月)放送の『どんど晴れ』第37回。

夏美はついに客室係の見習いとして“部屋付き”を任されることに。

しかし、その最初の相手はなかなかの強者親子。

夏美の“優しさ”と“危うさ”が絶妙に入り交じる一話だった。


◆夏美、初めての「部屋付き」に挑む

東京からやって来たのは、経済評論家・斎藤愛子(とよた真帆)と息子・翼(川口翔平)。いきなり時江(あき竹城)の直接指導が入る緊張感の中、夏美は二人の担当へ。

愛子は公演に行くため、翼の世話を夏美に丸投げ。加えて、そば粉アレルギーへの配慮、食事の確認、宿題の手伝いなど要求盛りだくさん。

(個人的感想)

正直「仲居ってここまでやるの!?」とツッコミが止まらない。子どもの世話の代行に宿題のサポート、しかも観光まで“連れて行って”OKって、それもう旅館じゃなく「託児所付き高級宿泊施設」だよね…。愛子が完全に“当たり前”のように頼むのも違和感しかない。
愛子の“依存”と「外注化された子育て」
斎藤愛子は多忙なワーキングマザーとして描かれるが、

ここで注目すべきは「旅館と仲居をどこまで“外注先”として扱っているか」という点。

・子育て
・食事管理
・宿題
・観光案内

すべてを“当たり前のサービス”のように依頼しているが、これは明らかに 業務の範囲外の物も含まれているように思う。

愛子の依頼は悪意というより“依存”だ。夏美が「やっちゃう人」だからこそ、頼みやすくなってしまう。

この構図は、現代のホテル・サービス業が直面している「顧客の過剰要求」にも通じていて、意外にも社会性の強いテーマになっているように思う。


◆さんさ踊りの季節、環は板挟み

旅館はさんさ踊りシーズンで盛り上がりムード。しかし伸一(東幹久)は相変わらず不機嫌で、夏美にやたら肩入れしている環(宮本信子)を無視。環は「母」と「女将」の二面性に苦しみ続ける。

(個人的感想)

家族経営のテンプレ課題が爆発中。“母親としての願望”と“女将としての判断”が常に矛盾するんだから、環が疲れ切るのも当然…。
環の“二重の顔”が追い詰められていく
環は

  • 「母として伸一に継いでほしい」
  • 「女将として夏美を育てたい」

という二つの役割の板挟み。本来、組織運営では感情(家族)と理性(女将)を分けるべきだが、家族経営ゆえに分けきれない。

伸一がどんどん環から離れていくのは、“母が味方してくれない”という幼児的欲求が満たされないからだ。環の苦悩は物語が進むほど深まり、今日の第37回ではその歪みがかなり露骨に浮かび上がっていた。


◆翼とスケッチへ、夏美の“友達距離”がゆるすぎる

夏美は着物から私服に着替え、翼と馬のスケッチへ。しかし客室を離れ外に出たら、会話が突然タメ口モードに。

嫌がる翼を“ほぼ強制的”に馬へ乗せたり、友達のような距離感で接したり、まるで“仲居”というより“お姉さんボランティア”。

(個人的感想)

いや、さっきまで仲居として接客してたのに、もうタメ口でいいのか!?

しかも嫌がる子どもを無理やり馬に…って危うすぎる。結果的に翼が笑ったから許容されてるけど、冷静に考えるとクレーム一発案件だよ…。


◆伸一と時江の“結束”が不気味に深まる

環への不満を募らせる伸一。時江は

「環さんは最後は伸一さんの味方をする」
「もし違っても私が味方になる」

と伸一を支え、二人の結束はさらに強固に。そして時江は夏美への“ギュウギュウ指導”を宣言し、本格的な指導へ。

(個人的感想)

この二人の関係、家族以上に“情”が強い。時江は本気で伸一を守ろうとしているし、伸一はその言葉にすがる。ここに夏美が放り込まれるの、なかなか恐怖。


◆夜、翼と二人きりの時間──夏美のおもてなしが暴走

夕食の配膳後、翼の母はまだ戻らず。夏美は「寝るまで一緒にいてあげようか?」と提案。
しかしそのあとがすごい。

・旅館に“お化けが出る”話をする

・座敷童の怪談で驚かせる

・本の読み聞かせをして寝かしつける

完全に 仲居の業務範囲を踏み越えた“保育+怪談+お姉さんケア” に。

(個人的感想)

今日一番の衝撃はここ。

「宿泊客の子どもの寝かしつけ」はさすがにやりすぎなのでは?

しかも夏美の“この旅館にはお化けが出る”って、旅館のブランド的にどうなのだろうか…。
座敷童の話だから特別に許されるのかな。

好意的に解釈すれば“親身な接客”。けど現実なら
「美人なお姉さんが夜に男児の部屋へ」
っていうだけで、旅館側が震える案件だよね…。
翼、普通に惚れるだろこれ。


まとめ

夏美が「初めてのお客様」に張り切る姿は微笑ましい半面、おもてなしを超えて“越境”しているところもかなり多い。

「仲居=親の代わり」ではない

今回もっとも特徴的だったのは、夏美が翼に対して取った“友達に近すぎる接し方”。

・タメ口

・強制的に馬に乗せる

・宿題の手伝い

・寝る直前まで付き添う

・怪談(座敷童)で驚かす

これは夏美の “人を放っておけない性質” が良い意味でも悪い意味でも表れた行動だ。しかし旅館という職業で求められるのは「適切な距離感を保ったサービス」ではないだろうか。今日の夏美は、それを完全に越えてしまっていたように思う。

良かれと思って踏み込む“過剰なお世話”。そしてその過剰さこそが、次回以降どんなトラブルを生むのか……非常に気になるラストだった。

『どんど晴れ』感想まとめはこちら

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