朝ドラ再放送「どんど晴れ」第13回感想(ネタバレ) 夏美、仲居修業の第一歩

どんど晴れ

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2025年10月27日に放送された『どんど晴れ』第13回。
ついに夏美(比嘉愛未)の仲居修業が始まりました。
格式と伝統の世界で、夏美がどこまで食らいついていけるのか——その第一歩を描いた回です。


朝の岩手山と、環との“どんどはれ”対話

朝、客室から岩手山を眺める夏美。
そこへ環(宮本信子)が現れ、「この部屋からが一番岩手山がよく見えるんです」と微笑みます。
「本当に、今日のお空も……」と環が“どんどはれ”を言いかけた瞬間、夏美が「“どんどはれ”のようですね」と言葉をかぶせてしまう。
環は苦笑しながら「自然は人の心を映すもの」と穏やかに語るのでした。
(個人的感想。岩手山の表情を感じ取れるようになった夏美。岩手山には受け入れられているのかもしれないが、環の言葉を遮るような“知ったかぶり”はまだ早いぞ!)


仲居修業の始まり——加賀美屋の格式と厳しさ

環の案内で、加賀美屋の客室を見て回る夏美。
部屋には木や花の名前がつけられ、全部で24室。
「ホテルとは違い、仲居が部屋に入り、人の温かさでおもてなしするのが旅館の心」と環が説明。
そして、「“来るもの帰るが如し”——お客様が我が家に帰ってきたようにくつろいでもらうこと。それが加賀美屋が180年間守り続けてきた心です」と教えます。

続いて板場に向かい、環が「今日から新しい仲居さんが加わります」と紹介。
「頑張りますので、よろしくお願いします」と頭を下げる夏美に、従業員たちは微妙な空気を見せる。
環は仲居の佳奈(川村ゆきえ)に「今日から夏美さんに仕事を教えてあげて」と頼む。


着付けの厳しさと、環と時江の“よ〜く教えて”

自分で着物を着つけた夏美に、佳奈が「似合ってるじゃない」と声をかける。
そこに仲居頭の時江(あき竹城)が登場し、「昔は誰でも着付けくらいできました」とピシャリ。
環は帯の締め方や襟の出し方を細かく直し、「これでいいわ。頑張ってくださいね」と送り出す。
しかし、その後「時江さんも、仲居頭として“よ〜く”教えてくださいね」と一言。
この“よ〜く”という言葉に含まれた意味を、時江はしっかりと察したようだ。
(個人的感想。この“よ〜く”には「厳しく指導して、心を折るまで叩き込め」という環の意図が滲む。時江の返事のトーンからも、早くも嫌な予感しかしない。頑張れ夏美!)


靴磨きから始まる修業——細部への執念

下足室で靴を磨く夏美と佳奈。
「旅館の仕事って、こんなことまでやるんですね」と夏美。
佳奈も「なんで私たちが?」と思いながらも、「お客様に気持ちよくなってもらうため」と答える。
「足元が綺麗だと気分が違いますもんね」と前向きに磨く夏美。
そこに番頭の中本(高橋元太郎)が現れ、「ぐずぐず言わねえで、さっさとやれ」と一喝。
(個人的感想。自分の仕事を押し付けて偉そうに怒鳴る中本、今の時代なら“老害”って言われかねないタイプだ。)

やがて時江が登場し、磨いた靴を鬼のようにチェック。
「まだ汚れてる」「踵の付け根!」と細かくダメ出し。
「いじめじゃありません、指導です」と言い切る時江に、現場の空気が凍る。
(個人的感想。佳奈は“なぜここまで”と思う一方、夏美は“意味を理解しよう”と前向きに受け止める。この2人の対比が印象的だ。)


仲居たちの連携と孤立する夏美

お客様の外出に合わせて靴を並べ、玄関を清掃する夏美。
「他に覚えておくことはありませんか?」と尋ねる夏美に、「雨の日は傘をご用意してね」と佳奈。
「それと、雨の日は……」と説明しかけたところで、別の仲居に呼ばれ、話が中断される。
雑巾がけ、シーツ替え、廊下掃除——次々に仕事が舞い込む中、夏美は他の仲居たちから“手を出さなくていい”と遠回しに距離を置かれていく。

シーツを抱えた夏美が水のバケツを持つ則子とぶつかり、廊下がびしょ濡れになるが、「自分で拭く」と則子が拒否。
呼ばれたと思ったら「あなたじゃなくて」と言われ、居場所を失う夏美。
一方、裏で伸一と時江が「ちょっとしごけば泣き言言って逃げ出すだろう」と笑い合っている。
(個人的感想。すでに“追い出し部屋”的な空気が漂っている。佳奈は周囲から引っ張りだこの仲居で、夏美には頼れる味方がいない。これが“女将修業”の現実かもしれない。夏美が揃えた靴の右足側を少し前に出したのと、佳奈が雨の日はと説明が中途半端に終わった件は、明日以降に説明があるのかな?)


そして始まる、試練の日々

「こうして、夏美の女将修業が始まったのでございます」とナレーション。
磨き続けた靴、初めての仲居業務、笑顔の裏に隠した孤独。
それでも夏美は前を向いて歩き出す。
(個人的感想。現場のリアルな緊張感が伝わる回だった。厳しい環と時江、そして加賀美屋の閉ざされた空気。これをどう乗り越えるか、これを乗り越えれば本当の“どんどはれ”だ。)

『どんど晴れ』感想まとめはこちら

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