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2025年10月25日に放送された『どんど晴れ』第12回。
盛岡へ飛び出した夏美(比嘉愛未)を追って、ついに柾樹(内田朝陽)が登場。
再び2人は向き合い、愛と現実、そして新たな覚悟を胸に進み出す回となりました。
柾樹との再会——「心の一本桜」に込めた想い
「俺に一言も言わずにこっちに来るなんて」と叱る柾樹。
「どうしても柾樹さんに認めてほしくて」と夏美が答える。
女将という重責を知る柾樹と、それでも挑戦したい夏美。2人の想いは真っ向からぶつかります。
夏美は「私、柾樹さんと一緒なら、どんなことでも耐えられる!頑張れる!」と宣言。
柾樹がためらうと、「もう帰るところがないの」と家を飛び出したことを打ち明けます。
父・啓吾(大杉漣)に勘当されてでも自分の道を選ぶ覚悟。
「柾樹さん、私、ここで修業したいの!いつか女将になってみせるから!」
その熱意に心を打たれた柾樹は、夏美を抱きしめ、「夏美、ごめんな。俺が間違ってたよ」と謝罪。
「夏美のいない人生なんて考えられない」と本音を告げ、再びプロポーズをします。
(個人的感想。報連相ゼロの2人だけど、ようやく本音をぶつけ合えた。お互いの想いがぶつかり合うことで、ようやく“同じ方向”を見られるようになった気がした。)
大女将への報告——新たな決意と試練の幕開け
柾樹は大女将・カツノ(草笛光子)に、「夏美と2人で旅館を継ぎたい」と報告。
夏美も「どうか修業させてください」と頭を下げます。
「旅館の女将は普通のうちで育った娘さんには、なかなか務まるもんじゃねえのっす」と厳しい言葉をかけるカツノ。
それでも「心は決まっています」とまっすぐに見つめ返す夏美に、ついにカツノは「分かりました」と承諾します。
(個人的感想。柾樹の母も女将として命を削った過去がある。その重みを踏まえてのカツノの一言には説得力があった。夏美がどこまでその覚悟を本気で理解できるか、ここからが正念場だと思う。)
加賀美屋に激震——「次の女将は誰だ?」
その夜、加賀美屋の大広間には家族が集められた。
カツノが「これから大事な話がある」と切り出すと、旅館の後継者問題がついに明かされる。
カツノは、次の代を久則(鈴木正幸)と女将・環(宮本信子)に任せるつもりだったが、その次の代は長男の息子・柾樹に継がせたいと宣言。
思いがけない発表に、久則と伸一(東幹久)は動揺を隠せない。
「まだ、私の話は終わってねえ!」と一喝するカツノは、さらに「夏美さんを仲居として修業させます」と続ける。
「後継ぎの嫁は女将の務まる人でなければならない。夏美さんがふさわしいかどうか、環さん、あなたに見極めてほしい」と命じるカツノ。
突然の指名に環は戸惑うが、「よがんすね?」と念を押され、「承知いたしました」と頭を下げる。
一方で、納得できない伸一が「母さん、なんで力を貸すんだよ?次の女将は恵美子だって…!」と食い下がる。
しかし環は「黙りなさい!」と一喝。
大女将が私を信用して任せると言ってくれているんだからと、夏美の修業を引き受ける環。
(個人的感想。次の代は久則と環、その次の代は柾樹と夏美という構図なのかな?。伸一が継ぎたいという思いはわかるが、恵美子がその気ではなさそうだから、この流れでいいのでは?と思えてしまう。)
招かれざる修業——環と平治の思惑
修業を引き受けた環に、夏美は「これからよろしくお願いします」と頭を下げる。
環は「頑張ってくださいね」と作り笑顔で応じるが、その裏には冷たい視線が光る。
ナレーションが語る——「夏美は、自分が招かれざる客だということに、まだ気づいておりませんでした」。
一方その頃、平治(長門裕之)とカツノが縁側で語り合っていた。
「初めて会ったときから、あの子のこと女将になれそうだと見込んでたんだべ?」と平治が問うと、カツノは「ふん、どうだべかね」ととぼけつつも笑みを浮かべる。
修業を環に任せたことを報告すると、平治は「敵に幼子を預けるようなもんだ」と驚く。
「そこから這い上がってくるようじゃなきゃ、加賀美屋の女将は務まらねえ」と言い切るカツノ。
「座敷童に見えたべ?」と笑い合う2人の姿が印象的だった。
(個人的感想。夏美はいじめられる未来がほぼ確定しているが、カツノの言葉には愛情がにじんでいた。座敷童のような存在として光をもたらすことを期待しているのだろう。)
旅立つ柾樹——父への説得と再生の道
柾樹は「俺も今の仕事を片づけたら戻ってくる」と約束し、横浜へ戻ることに。
「なんかあったらいつでも電話しろよ」と優しく言葉を残し、新幹線に乗り込む。
夏美はその背中を見送りながら、携帯の待受にある“一本桜”の写真を見つめる。
「何があってもやり抜こう」「何があってもどんどはれ」——そうナレーションが入り、今週の放送は締めくくられた。
(個人的感想。朝倉家も加賀美家も振り回して突っ走ってきた2人だが、ようやく“覚悟”が形になった。来週からはいよいよ夏美の仲居修業編。敵だらけの環境で、彼女がどう成長するのか期待したい。)
まとめ——試される覚悟、始まる修業
第12回は、“恋愛の再燃”と“修業の始まり”が同時に描かれた転換点の回でした。
柾樹の迷いと夏美の強さ、そして大女将カツノと環の駆け引きが交差し、物語は新たな段階へ。
『どんど晴れ』感想まとめはこちら
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