朝ドラ再放送「どんど晴れ」第6回感想(ネタバレ) 涙の別れと決意の宣言 夏美が叫んだ「わたし、女将になります」

どんど晴れ

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2025年10月18日に放送された『どんど晴れ』第6回。
前回までの穏やかな空気が一変し、ついに夏美(比嘉愛未)と柾樹(内田朝陽)の関係に大きな決断が下されました。
愛し合っていた二人に訪れた突然の別れ、そして“女将になる”という夏美の決意——物語の大きな転機となる回でした。


柾樹が浅倉家を訪れる穏やかな夜の始まり

仕事を終えた柾樹が、夏美の実家・浅倉家を訪れます。
厨房で後片づけをしていた父・啓吾(大杉漣)が「いや、構いやしないよ。さあ、上がんなさい」と温かく迎える場面から始まりました。

2階では、母・房子(森昌子)と弟・智也(神木隆之介)が嬉しそうに準備を進め、夏美も緊張しながらも微笑みを浮かべます。
啓吾も席につき、和やかな雰囲気の中で始まった夕食。しかし、その場の明るさとは裏腹に、柾樹だけがどこか沈んだ表情を浮かべていました。


和やかな食卓に走った衝撃の一言

啓吾が「結婚式の日取りは決めたのか?」と問いかけると、柾樹の箸が止まります。
房子や智也が楽しげに話題をつなぐ中、柾樹はついに口を開きます。

「今日……退職届を出してきました」
突然の報告に、一同が驚愕。
「会社を辞める? どういうことだ?」と啓吾が問い詰めると、柾樹は静かに告げます。
「盛岡へ戻ろうと思います。」

まさかの言葉に夏美は凍りつき、「そんな話、聞いてない」と声を震わせます。
柾樹は「ごめん、言い出せなかった」と謝りながらも、視線を合わせません。
そして次の瞬間、衝撃の言葉を放ちます。

「結婚は……なかったことにしてほしいんだ」


啓吾の怒りと、夏美の絶望

「どうして今になってそんなことを!」と詰め寄る房子。
「夏美だって、柾樹さんとの結婚を楽しみにしてたのに」と母親としての怒りと悲しみをにじませます。
啓吾も黙ってはいません。
「本気なのか?」と何度も問いかけ、「君のような男に、大事な娘はやれない! 出て行け!」と怒鳴りつけます。

柾樹は「申し訳ありません」と頭を深く下げ、浅倉家を後にします。
その背中を見つめながら、夏美の胸には混乱と悲しみが渦巻いていました。


涙の再会 “私、女将になります”の叫び

家を飛び出し、夜道を走る夏美。
「どうして? 私たちの結婚までやめなきゃいけないの?」と柾樹を追い詰めます。

柾樹は苦しそうに答えます。
「俺は旅館を継ぐことに決めた。だから、俺と結婚する人は女将になれる人じゃなきゃダメなんだ。君には無理なんだよ」

その言葉に、夏美の目に涙があふれます。
「じゃあ、あれはウソだったの!? “私だから結婚したい”って言ってくれたのも、“私の家族が好きだ”って言ってくれたのも!」
叫ぶ夏美に、柾樹は「ウソだと思ってくれてもいい」とだけ言い残し、背を向けて去っていきます。

夏美の手のひらに、ひとひらの桜の花びらが落ちてきました。
その瞬間、彼女は一本桜を思い出します。
そして涙をぬぐい、柾樹の背中に向かって叫びます。

「柾樹さん、聞いて! 私、盛岡に行って心に決めたの。
私、あの一本桜のようになりたい! つらい時や苦しい時、見上げれば笑顔になれる——そんな桜になりたい!
だから、柾樹さんが盛岡に戻って旅館を継ぐって言うんなら……私、女将になります!」

この力強い宣言が夜空に響き渡り、物語は感動的な幕を閉じました。


まとめ 別れと誓いが交差した夜

第6回は、涙と別れの中で、夏美が「女将になる」と決意した回でした。彼女の人生の大きな転機。
悲しみの中にも前向きな光が差し込む——まさに“どんど晴れ”を象徴するようなエピソードでした。

柾樹の本心はどこにあるのか。加賀美屋の未来、そして二人の運命はどう動いていくのか。
次回、第7回「ひとりぼっちの旅立ち」では、夏美がいよいよ新しい一歩を踏み出します。

『どんど晴れ』感想まとめはこちら

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