2025年8月6日放送 第99回
ざっくりあらすじ
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杉山学園で校長が完成校歌を発表し、加津子〈椎野愛〉は要〈世良公則〉作の校歌を披露できず落ち込み帰宅。
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事情を聞いた要は「俺の曲は不要か」と不機嫌に。蝶子〈古村比呂〉は加津子が校長を傷つけまいとした気遣いだと説くが、要は“父も傷付く”と反論。
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夫婦は再び“生活のための仕事”論争へ。蝶子は「辛そうにするぐらいなら無理に働かなくていい。でもドーンと構えて」と本音をぶつけ、要は沈思黙考。
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泰輔〈前田吟〉が訪れ、邦子〈宮崎萬純〉が戦争映画出演を断り窮地と報告。邦子は縁側で「気が張りっぱなしで疲れた」、「「いやいや、大して、ゆるくないわ」と北海道弁で本音を吐露。結婚願望を語り、蝶子は兄・道郎を候補に挙げて驚かせる。
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学校の散歩時間、加津子たちは要の曲を歌い女教師が絶賛。「いい歌をありがとう」と伝言を託され、要は頬を緩め娘と歌いながら夕暮れ散歩。
今日のグッと来たセリフ&場面
# | セリフ/場面 | ワンポイント |
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1 | 要「俺は傷つけてもいいのか?」 | 父のプライドと寂しさが露わに |
2 | 蝶子「開き直って、ドーンと構えていてください!」 | 妻の本音が炸裂し夫婦和解へ |
3 | 邦子「知らない間に流されてたのよ…とどまりたいの」 | 女優10年の心の疲労告白 |
4 | 女教師「その歌、どうしたの?」 | 要曲が校内バズりの兆し |
5 | 要&加津子、夕焼けデュエット | 親子ユニゾンが胸に沁みるラスト |
私が感じたポイント
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父を思いやるが故の沈黙――加津子の気遣いが可愛くも切ない。大人のメンツより子どもの優しさが勝る場面でした。
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生活のためと信念のため、要さんの葛藤がピークに。蝶子の「落ち込む顔より怒った顔がマシ」理論は新しい愛情表現!
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邦子の“気を張り続けた10年”に共感。戦時下で芸能人が抱えるジレンマがリアルに描かれています。
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お相手候補総崩れ問題――神谷先生もダメ、道郎もダメ、連平もダメ…となると“大川先輩!?” それはちょっとイヤだなぁと視聴者もザワつく恋模様。
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加津子の「イッキョセンメイ」誤読が破壊級の可愛さ。『一生懸命』を真顔で言い間違え続ける姿に朝から抱きしめたくなりました。
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父曲が非公式に子ども達へ広まる展開が胸熱。公式ルートでは弾かれても、音楽は自然に居場所を見つけると感じました。
まとめ――徒労は徒労で終わらない
第99回は、要作曲の校歌が宙に浮き家族の気持ちがすれ違うも、最後に“子ども評価”で救われるハートウォーミング回。父の曲はまだ公式には採用されていないけれど、「いい歌」は人を巡り親子を繋ぐ――音楽の力を再確認しました。次回、要のプライドと邦子の進路はどこへ向かうのか注目です。
あなたは“徒労”だと思った挑戦が、後に実を結んだ経験がありますか?