2025年7月28日放送 第91回
ざっくりあらすじ
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時は昭和15年。日中戦争の長期化で統制経済が強まり、岩崎家の暮らしにも影が差す。
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蝶子〈古村比呂〉は三児の母に。長女・加津子〈椎野愛〉は6歳、長男・雅紀〈河野純平〉、さらに次男・俊継が誕生し家はますますにぎやか。
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要〈世良公則〉はバイオリン練習に集中できず、音吉〈片岡鶴太郎〉のトンカチ音にイライラ。音吉流「1・2・3」呼吸でこらえるが限界寸前。
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事態を収めようと加津子が音吉夫妻に直談判。木づちを止めて別作業に変える音吉だが、要の不満はくすぶる。
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夕食時、連平〈春風亭小朝〉が来訪。加津子は「大きくなったら建具屋さんになる!」と宣言し、要はショックで水を吹き出す。
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夜泣き・お漏らし・寝相悪し――三児育児のドタバタが最高潮のところで幕。
今日のグッと来たセリフ&場面
# | セリフ/場面 | ワンポイント |
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1 | 要、ソファで「1…2…3…」 | 音吉流アンガーマネジメント、しかし効果薄? |
2 | 加津子「おじさん、お願い。トンカチの音がうるさいんだって」 | 6歳の外交手腕に大人も降参 |
3 | 要「お向かいは加津子を取る気だな!」 | 妄想爆走の過保護発言 |
4 | 加津子「大きくなったら建具屋さんになる!」 | 父のプライドを粉砕する天真爛漫宣言 |
5 | 音吉夫妻、加津子にデレデレ | 子供を囲む温かさと切なさのワンシーン |
私が感じたポイント
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6年経っても“要さん=短気”の図式は健在。それでも「1・2・3」と頑張る姿に成長の兆し?
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加津子の交渉力が抜群。幼いながら家内外交を円滑にする才能、将来が楽しみです。
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戦時下の統制経済がじわじわ家庭を締め付ける描写がリアル。音にも自由が効かなくなる時代背景が重い。
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連平の“飯目当て”来訪は安定のコメディ要素。要さんの水吹きリアクションで笑いを締める構成が巧みでした。
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夜泣き・お漏らし・寝相…三児育児のカオスは昭和も令和も不変。母・蝶子の奮闘にエールを送りたくなります。
まとめ――戦争の足音と家庭の騒音
昭和15年、岩崎家にも統制の波が押し寄せる一方、家の中は子ども達の笑いと泣き声で相変わらず騒がしい。トンカチとバイオリンの小競り合いは、戦時下にあっても“暮らしを守る小さな戦い”なのかもしれません。次回、要さんの音楽と家族の夢は時代の荒波にどう向き合うのか――。
あなたの家では、どんな“音”が日常を彩っていますか?
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