朝ドラ再放送「チョッちゃん」第90回感想 父の氷が解けた夜――許しと尺八が結ぶ家族

朝ドラ

2025年7月26日放送 第90回

ざっくりあらすじ

  1. 北山家でついに父・俊道〈佐藤慶〉と要〈世良公則〉が正式対面。長い沈黙の末、俊道は「ふつつかな娘ですが、どうかよろしく」と結婚を許可し、蝶子〈古村比呂〉と母・みさ〈由紀さおり〉は歓喜の涙。

  2. その夜の宴には石沢嘉市〈レオナルド熊〉や彦坂頼介〈杉本哲太〉と安乃〈近藤絵麻〉の弟の公次らが集まり大賑わい。要は約束の証として酒を断っていることを明かす。

  3. 酔いの席で蝶子が要への愚痴をこぼすと、俊道が「夫の悪口ばベラベラしゃべる妻がどこにいる!」と一喝。蝶子は反省の「はい」一言。

  4. 深夜、診察室で尺八を吹く俊道を要が訪ね、4年前の無断結婚を謝罪。二人は蝶子のエピソードで意気投合し、“頑固同士”に静かな絆が芽生える。

  5. 翌朝、俊道は初孫・加津子を抱きかかえデレデレ。北山家にようやく春の陽が差し込む。

今日のグッと来たセリフ&場面

# セリフ/場面 ワンポイント
1 俊道「ふつつかな娘ですが、どうかよろしく」 氷が解ける音が聞こえた瞬間
2 石沢嘉市「そうそうそう、石沢“でした”」 道産子訛りのユーモアで場がほぐれる
3 俊道「夫の悪口ばベラベラしゃべる妻がどこにいる!」 父の喝で場が一瞬引き締まる
4 要「酒はやめました」 愛の証明に皆がどよめく
5 診察室で尺八 無骨な二人が音で通じ合う夜更け

私が感じたポイント

  • 俊道と要、頑固×頑固のツートップが意外なほどスムーズに歩み寄ったのは“音楽の力”と“娘への愛”ゆえですね。

  • 北海道弁の「おばんです」「〜でした」にほっこり。郷土色が濃い宴シーンは見返したくなる楽しさ。

  • 俊道の一喝で蝶子が瞬時に反省するくだり、親子の力関係と昭和の家庭像がぎゅっと詰まっていました。

  • 尺八とユーモレスクのハミング、音楽の演出が美しい。世代も性格も超えたコミュニケーション手段として音楽が機能。

  • 初孫を「離さない」俊道のデレデレぶりは前半の氷点下態度とのギャップ萌え。ギャップと言えば要さんも“優しい夫”モード継続中でほっとしました。

まとめ――許しは一日にして成らず、けれど春は来る

第90回で4年越しの父娘のしこりがようやく溶解。頑固な父が孫を抱きしめる姿は、家族再生の象徴でした。次週からは滝川で得た温かさを胸に、蝶子と要が再び東京へ戻るのでしょうか? 雪国で芽生えた新たな絆が、夫婦と家族の未来をどう照らすのか注目です。

あなたの家でも、“氷”を溶かしたエピソードはありますか?

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