朝ドラ再放送「チョッちゃん」第89回感想 孫と対面、父はまだ氷のまま――札幌経由の里帰り

朝ドラ

2025年7月25日放送 第89回

ざっくりあらすじ

  1. 要〈世良公則〉から届いた電報の真意を量りかねる蝶子〈古村比呂〉。汽車賃を借りに行った泰輔〈前田吟〉・富子〈佐藤オリエ〉夫妻に背中を押され、まずは札幌へ。

  2. 札幌公会堂で坂上と遭遇。仙台公演が中止になったと知り、要から「加津子を両親に会わせに滝川へ行こう」と提案され蝶子は即賛同。

  3. 4年ぶりの北山家。母・みさ〈由紀さおり〉とたみちゃん〈立原ちえみ〉、品子さん〈大滝久美〉は加津子に大喜び。

  4. 往診帰りの父・俊道〈佐藤慶〉は「いっぺん診察室に寄ってから行く」と素っ気なく、正式対面はお預けに。

  5. 翌日の放送へ続く形で、父と娘の再会が焦点に――。

今日のグッと来たセリフ&場面

# セリフ/場面 ワンポイント
1 道郎「札幌に行くなら滝川にも行けばいい」 故郷行きを決定づけた一押し
2 泰輔「北海道行って滝川寄らないなんてことはないよ」 親戚の愛ある背中押し
3 要「両親に加津子を見せたくないのか?」 不器用な夫のやさしさ炸裂
4 みさ、加津子の寝顔にうっとり 初孫との対面に目尻が下がる幸福カット
5 俊道「いっぺん、診察室に寄ってから行く」 氷の壁を感じる無表情と一言

私が感じたポイント

  • 要さんの“優しさド直球”が珍しく眩しい。普段のガミガミとの差で破壊力倍増です。

  • みささんの包容力が画面越しにも温かい。心配事を一瞬で吹き飛ばす笑顔でした。

  • 俊道先生、往診帰りで診察室に向かい背を向ける演出が頑固さを強調。医者としての矜持と父としての不器用さが同居していて切ない。

  • 札幌→滝川という鉄路移動が“心の距離”を可視化。汽車窓の雪景色が郷愁を煽りました。

  • 要不在シーンで語られた「鬼の居ぬ間」発言の数々が、今回の“いい夫モード”で帳消しになるのか気になります。

まとめ――凍った父の心は溶けるのか

第89回は、電報一枚から始まる里帰りの序章。母と孫の涙ぐむ初対面を横目に、父・俊道の氷点下リアクションが次回の鍵を握ります。家族が再び一つの食卓を囲めるのか、それとも――。

あなたは久々の帰省で、一番に誰の顔を見たいですか?

 

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