朝ドラ「あんぱん」第76回感想 薪 鉄子の正体&八木上等兵カムバック――カメラと速記、そして“盾”で切り開く戦後の希望

朝ドラ

2025年 7 月 14 日放送(第16週「面白がって生きえ」月曜回)は、〈月刊くじら〉東京取材編がクライマックス──ガード下の女王=薪 鉄子(戸田恵子)代議士の正体バレ、のぶ(今田美桜)が“カメラ&速記”で難局を乗り切り、嵩(北村匠海)の“人間盾”が炸裂。終盤には 八木上等兵(妻夫木聡)がまさかの再登場 と、驚きと胸熱で情報量てんこ盛りの 15 分を振り返ります。


1. ざっくりあらすじ

  1. 薪 鉄子の正体に気づく
       おでん騒動で命を救ってくれた謎の女性が、取材対象“ガード下の女王”=薪 鉄子代議士その人だと、のぶ&嵩が見破る。

  2. 暴力排除に“カメラ&盾”コンボ
       ガード下で女性たちを連れ去ろうとする男たちを、のぶが次郎形見のカメラで激写→「新聞に載せる!」と啖呵。殴りかかろうとする男を嵩が前に立ってブロック。「慣れてますんで」の一言が痺れる。

  3. 速記が現場検証の武器に
       警察が事情聴取→のぶは速記メモを即提出。次郎のおかげの速記力が完全に戦力化。

  4. 薪 鉄子の逆インタビュー
       のぶに興味を持った鉄子が「なぜ新聞記者に? これから何をしたい?」と逆質問。のぶは“まだ見つかっていないが、自分の足で立ち頭で考えたい”と真っすぐ答える。鉄子は「うちで働かんかえ?」とまさかのヘッドハンティング!?

  5. 八木上等兵、焼け跡で子どもを守る
       次郎の形見カメラを浮浪児に奪われた瞬間、現れたのは 八木上等兵! 子どもを諭しカメラを返し、「盗んだら誰も幸せになれん」と語る。嵩が「八木上等兵…」と息を呑んだところでエンド。


2. 今日のグッと来たセリフ&場面

# セリフ/場面 ワンポイント
1 薪 鉄子「政治家は、世の中の変化より速く走らんといかん」 次郎の遺言「全力で走れ」とリンクする“速度”哲学。
2 嵩「慣れてますんで」(男の拳を前に微動だにせず) 軍隊の理不尽を耐え抜いた経験が“盾”として開花。
3 八木上等兵「盗った人も、とられた人も幸せになれない」 戦場のクールガイが浮浪児へ放つ人生訓。
4 のぶが次郎のカメラのシャッターを切るカット 形見の“眼”で不正を撃ち抜く覚悟が伝わる瞬間。

3. 私が感じたポイント

  • スピードをめぐるバトン
      次郎→のぶ「絶望に追いつかれん速さ」、鉄子→政治家の責務、嵩→漫画で“世界一面白いもの”を描く疾走感。戦後復興は“走る者”の物語だと再確認。

  • 三種の神器:カメラ・速記・盾
      記録=カメラ、言葉=速記、守り=嵩の体。のぶ&嵩がペアで完璧な取材ユニットに。

  • 八木上等兵の笑顔
      戦場では見られなかった柔らかい表情が、子どもたちの中で輝いていた。再登場の意義は“戦後編の良心”か?


4. まとめ――走れ、撮れ、書け、守れ!

薪 鉄子との邂逅で〈月刊くじら〉取材班は思わぬ大物と繋がり、のぶは速記とカメラを“武器”に昇格。嵩はかつての戦友・八木上等兵と再会し、物語は“旧友&戦友リユニオン”フェーズへ突入します。

ヤムおんちゃんの登場はいつ⁉  月刊くじらの表紙は? のぶは鉄子オファーを受ける? メイコと健ちゃんの恋の行方は? ――走り続ける若者たちを一緒に追いましょう!

 

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