朝ドラ「あんぱん」第72回感想 “子ども座談会”始動と嵩の逆転フラグ――お互い様で支え合う、のぶ&嵩の第二章

朝ドラ

2025年7月8日放送(第15週「いざ!東京」火曜回)は、

  • 嵩(北村匠海) が社会部採用を勝ち取るも、実は のぶ(今田美桜) の裏方サポートあってこそ――しかし本人はその事実を知らず、のぶも恩に着せない粋な背中。

  • 月刊くじら 創刊準備で持ち上がった“子ども座談会”企画を巡り、東海林(津田健次郎)鳥居(古河耕史) が真っ向衝突。

  • 絶体絶命の誌面レイアウトを救えるのは “困ったときの眼鏡君”=嵩の漫画!?

戦後焦土の編集局で、“希望”と“責任”を分け合う若者たちの熱量が炸裂した 15 分を振り返ります。


1. ざっくりあらすじ

  1. 嵩、社会部にまさかの採用 ─ 面接時の爆弾発言で落ちたと思いきや、最後の最後で滑り込み合格。のぶが裏で挿絵実績を猛プッシュしたことは露知らず、本人は「僕が受かるなんて奇跡だよ」と笑う。

  2. 子ども座談会で“戦後復興”を聞く ─ 鳥居は「戦争の結果や、しかたない」と冷めた持論。東海林が激怒し、

    「しかたないで済ますんやったら、論説委員やめえや!」 という今日イチの火花を散らす。

  3. 誌面の穴を埋める“漫画”を探せ ─ 内田先生の原稿がボツになり、入稿まで1時間。「娯楽に徹することにする」と覚悟を決めた東海林が「こういう時は…」とのぶに何かを指示。そして連れてこられたのはもちろん嵩!


2. 私が感じた “盛り上がり”ポイント

  • のぶ→嵩への無言の恩返し

    • 社会部採用はのぶが資料室で掘り当てた過去漫画を推したおかげ。それを口にしないのぶと、知らずに照れる嵩――この距離感、最高。

  • のぶ、まだカメラを持たず

    • 取材にカメラを持って行かないのは「腕に自信がないから」。でもいつか次郎の愛機を肩に掛ける日が来ると信じたい。

  • “しかたない論”への東海林の鉄槌

    • 戦後復興を「戦争の結果」で片付ける鳥居に、東海林の激情が爆発。新聞人の矜持と編集者の熱が交わった名シーン。

  • 困ったときの眼鏡君

    • 月刊くじらを救うのは漫画のチカラ? 入社早々ピンチヒッターを任されそうな嵩。のぶに就職を助けられた分、今度は嵩が“漫画”でのぶを救う番だ!


3. 今日のグッと来たセリフ&場面

セリフ/場面 一言メモ
東海林「しかたないで済ますんやったら、論説委員やめえや!」 焦土に立つ新聞人のプライド、火花MAX

4. まとめ――“お互い様”で回り始めた希望の歯車

のぶが隠れた手助けで嵩を押し上げ、嵩の漫画が月刊誌を救うかもしれない。“お互い様”の精神で支え合う二人の物語が、戦後の瓦礫に小さな歯車を噛み合わせ始めました。次回、嵩は本当に漫画を描けるのか? のぶはカメラを持つ覚悟を決めるのか? 希望は走りながら形にするもの――そんなメッセージが聞こえた一話でした。

 

タイトルとURLをコピーしました