2025年7月8日放送(第15週「いざ!東京」火曜回)は、
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嵩(北村匠海) が社会部採用を勝ち取るも、実は のぶ(今田美桜) の裏方サポートあってこそ――しかし本人はその事実を知らず、のぶも恩に着せない粋な背中。
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月刊くじら 創刊準備で持ち上がった“子ども座談会”企画を巡り、東海林(津田健次郎) と 鳥居(古河耕史) が真っ向衝突。
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絶体絶命の誌面レイアウトを救えるのは “困ったときの眼鏡君”=嵩の漫画!?
戦後焦土の編集局で、“希望”と“責任”を分け合う若者たちの熱量が炸裂した 15 分を振り返ります。
1. ざっくりあらすじ
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嵩、社会部にまさかの採用 ─ 面接時の爆弾発言で落ちたと思いきや、最後の最後で滑り込み合格。のぶが裏で挿絵実績を猛プッシュしたことは露知らず、本人は「僕が受かるなんて奇跡だよ」と笑う。
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子ども座談会で“戦後復興”を聞く ─ 鳥居は「戦争の結果や、しかたない」と冷めた持論。東海林が激怒し、
「しかたないで済ますんやったら、論説委員やめえや!」 という今日イチの火花を散らす。
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誌面の穴を埋める“漫画”を探せ ─ 内田先生の原稿がボツになり、入稿まで1時間。「娯楽に徹することにする」と覚悟を決めた東海林が「こういう時は…」とのぶに何かを指示。そして連れてこられたのはもちろん嵩!
2. 私が感じた “盛り上がり”ポイント
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のぶ→嵩への無言の恩返し
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社会部採用はのぶが資料室で掘り当てた過去漫画を推したおかげ。それを口にしないのぶと、知らずに照れる嵩――この距離感、最高。
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のぶ、まだカメラを持たず
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取材にカメラを持って行かないのは「腕に自信がないから」。でもいつか次郎の愛機を肩に掛ける日が来ると信じたい。
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“しかたない論”への東海林の鉄槌
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戦後復興を「戦争の結果」で片付ける鳥居に、東海林の激情が爆発。新聞人の矜持と編集者の熱が交わった名シーン。
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困ったときの眼鏡君
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月刊くじらを救うのは漫画のチカラ? 入社早々ピンチヒッターを任されそうな嵩。のぶに就職を助けられた分、今度は嵩が“漫画”でのぶを救う番だ!
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3. 今日のグッと来たセリフ&場面
セリフ/場面 | 一言メモ |
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東海林「しかたないで済ますんやったら、論説委員やめえや!」 | 焦土に立つ新聞人のプライド、火花MAX |
4. まとめ――“お互い様”で回り始めた希望の歯車
のぶが隠れた手助けで嵩を押し上げ、嵩の漫画が月刊誌を救うかもしれない。“お互い様”の精神で支え合う二人の物語が、戦後の瓦礫に小さな歯車を噛み合わせ始めました。次回、嵩は本当に漫画を描けるのか? のぶはカメラを持つ覚悟を決めるのか? 希望は走りながら形にするもの――そんなメッセージが聞こえた一話でした。