朝ドラ「あんぱん」第71回感想 嵩の”逆転しない正義”と のぶの切り札――試験会場から編集局へ走る希望

朝ドラ

2025年7月7日放送(第14週「幸福よ、どこにいる」月曜回)は、

  • 嵩(北村匠海) が高知新報の入社試験で“正直すぎる自己紹介”をぶちかまし、漫画と正義への執念を語る。

  • のぶ(今田美桜) が資料室で嵩の過去の掲載漫画を発掘。朝刊の“記事穴”を埋める切り札になるかもしれない展開へ。

  • 月刊くじらチーム に朝刊緊急救援要請が飛び込み、夕刊でもなく月刊でもない、新聞社一丸となる予感。

終戦焼け跡で若者たちが“落ちても転んでもまだ走れる”――そんなエネルギーを見せた 15 分をまとめます。


1 ざっくりあらすじ 

入社試験会場――嵩、正直すぎる自己紹介

面接官 「戦争を通して思うたことを話してください」
 「逆転しない正義とは何なのか…そもそも逆転しない正義はあるのか…

面接官 「関心を持った記事は?」
 「漫画です」

逆転しない正義を探し続けている嵩。漫画を愛し続けている嵩。自分の言葉で語る姿が印象的でした。

“希望”の雑誌と落ちた手応え

試験後、のぶと再会した嵩は「受かったらいいな」とはにかみつつも「確実に落ちたろう」と苦笑。それでもガラクタ山から拾った『HOPE』 雑誌を記憶に焼き付け「世界一面白いものを作る」野心は消えません。

のぶ、資料室で“嵩の漫画”を掘り当てる

編集局の片隅で古新聞を漁るのぶ。かつてコンクール入選作として一度だけ紙面掲載された嵩の四コマ漫画を発見! 「これがあれば入社試験の結果も…」と考えたのか紙面を抱えて走り出します。

朝刊に“穴”――図案家がいない!

夜、社会部から「明日の朝刊一面に急きょ欠稿。図案家(挿絵担当)も不在」という大騒ぎが編集局に飛び込み、身動きが取れない幹部たち。そこへのぶが「これ描いた人、挿絵も描けます!」 と飛び込んで——次回へ続く。


2 今日のグッと来たセリフ&場面

セリフ/場面 一言メモ
嵩「世界一面白いものを作りたい」 戦争で奪われた“面白さ”を取り返す宣言

3 ここが刺さった! 個人的所感

  • 正直すぎる面接 ‐ 嘘を盛らない嵩の人柄に拍手。漫画を“記事”と同列で語る価値観が新鮮。

  • ガラクタの中の『HOPE』 ‐ 戦争では負けても娯楽では“逆転勝ち”した未来を予感させる一冊。

  • 資料室ハンターのぶ ‐ 山積みの古新聞から友の作品を見つけ出す執念。速記に続く“発掘”スキルが輝く。

  • 朝刊ピンチ=嵩逆転フラグ ‐ 不採用と決めつけた翌日に一面挿絵依頼が舞い込むかも…胸躍ります。


4 まとめ――落ちても転んでも、まだ走れる!

試験落ちを覚悟した嵩、朝刊穴埋めに走るのぶ。敗戦国でも若者のクリエイティブは立ち止まらないと感じられる回でした。次回、嵩は“急募図案化”で一発採用なるか? のぶは月刊くじら編集と朝刊救援を両立できるのか? 

瓦礫の編集局でインクが乾く前に、希望のペンが走り出す瞬間を楽しみに待ちましょう!

 

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