2025年7月1日放送(第14週「幸福よ、どこにいる」火曜回)は、
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のぶ(今田美桜)・東海林(津田健次郎)・岩清水(倉悠貴)の〈夕刊チーム〉が“物置DIY”から船出し、
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嵩(北村匠海)・健ちゃん(高橋文哉)・康太(櫻井 健人)が進駐軍のガラクタをさばく商売で希望を見つける―― 戦後高知の若者たちが “ゼロから居場所を作る” エネルギーに満ちた15分でした。
1. 夕刊発行はまだ申請段階…でも動かな始まらん!
編集局では〈夕刊チーム〉が露骨な白眼視を浴び、岩清水は早くも居心地の悪さを痛感。そこで東海林が 「引っ越すがや!」 と宣言。社屋の物置に移動し、
東海林「ここを夕刊編集局に改装する。掃除宜しく!」
──自分は指示だけで作業はせず(笑)。
東海林の本音:新聞はウソまみれ
掃除を中断し、東海林はのぶ、石清水と語り合う。
「戦時中は戦争を煽り、終わったら手のひら返し。こんなウソ新聞、誰が信じる?」
と激情吐露。書き手としての自己嫌悪を隠さず、
「うそ偽りのない“生の声”を拾う夕刊を作る」
と宣戦布告します。
のぶは尻込みするが、
東海林「否定されるがを恐れるな!」
と背中を押され、自分が書きたい声を考え始めました。
2. ガラクタ市開店――嵩の胸を射抜いたアメリカ漫画
復員後、仕事を探していた嵩と健ちゃんは 進駐軍払い下げのガラクタを売る商売を始める。ちゃっかり康太も加わっていた。
廃品が山のように積まれた台車の中で嵩が見つけたのは 表紙がフルカラーのアメリカ雑誌。ページをめくった瞬間アメリカのマンガが目に入る。焼け跡のモノクロ世界に色が差し込み、嵩の目が少年のように輝くカットが印象的でした。
3. 今日のグッと来たセリフ&場面
# | セリフ/場面 | 感想メモ |
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1 | のぶ「私は…まだそんな…」→東海林「否定されるがを恐れるな!」 | のぶの殻を破る名コーチング。 |
2 | 嵩がマンガを開き微笑む | 絵と物語への情熱が再点火した瞬間。 |
4. ここが刺さった!個人的所感
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“まだ承認も下りてないのに動く” 若者らしい前のめり感が最高。
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東海林の新聞不信→再構築宣言は、戦後マスコミへの批評として鋭い。
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ガラクタ屋台は“何でも商機”の象徴。敗戦国でも希望は拾える。
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アメリカ雑誌の中に見つけたマンガが、嵩の未来を予告している気がしてドキドキ。
5. まとめ――物置とガラクタの山から始まる革命
物置を編集局に、ガラクタを商機に――ゼロから作るエネルギーが画面を満たした第67回。次回は、のぶが拾う第一声、東海林が打つ見出し、そして嵩の胸に灯った“漫画熱”がどう紙面と交差するのか。真っ白な倉庫にインクが飛び散る日を楽しみに待ちます!