朝ドラ「あんぱん」第67回感想 物置を編集局に! 夕刊チームの宣戦布告とガラクタ市のワクワク

朝ドラ

2025年7月1日放送(第14週「幸福よ、どこにいる」火曜回)は、

  • のぶ(今田美桜)・東海林(津田健次郎)・岩清水(倉悠貴)の〈夕刊チーム〉が“物置DIY”から船出し、

  • 嵩(北村匠海)・健ちゃん(高橋文哉)・康太(櫻井 健人)が進駐軍のガラクタをさばく商売で希望を見つける―― 戦後高知の若者たちが “ゼロから居場所を作る” エネルギーに満ちた15分でした。


1. 夕刊発行はまだ申請段階…でも動かな始まらん!

編集局では〈夕刊チーム〉が露骨な白眼視を浴び、岩清水は早くも居心地の悪さを痛感。そこで東海林が 「引っ越すがや!」 と宣言。社屋の物置に移動し、

東海林「ここを夕刊編集局に改装する。掃除宜しく!」

──自分は指示だけで作業はせず(笑)。

東海林の本音:新聞はウソまみれ

掃除を中断し、東海林はのぶ、石清水と語り合う。

「戦時中は戦争を煽り、終わったら手のひら返し。こんなウソ新聞、誰が信じる?」

と激情吐露。書き手としての自己嫌悪を隠さず、

「うそ偽りのない“生の声”を拾う夕刊を作る」

と宣戦布告します。

のぶは尻込みするが、

東海林「否定されるがを恐れるな!」

と背中を押され、自分が書きたい声を考え始めました。


2. ガラクタ市開店――嵩の胸を射抜いたアメリカ漫画

復員後、仕事を探していた嵩と健ちゃんは 進駐軍払い下げのガラクタを売る商売を始める。ちゃっかり康太も加わっていた。

廃品が山のように積まれた台車の中で嵩が見つけたのは 表紙がフルカラーのアメリカ雑誌。ページをめくった瞬間アメリカのマンガが目に入る。焼け跡のモノクロ世界に色が差し込み、嵩の目が少年のように輝くカットが印象的でした。


3. 今日のグッと来たセリフ&場面

# セリフ/場面 感想メモ
1 のぶ「私は…まだそんな…」→東海林「否定されるがを恐れるな!」 のぶの殻を破る名コーチング。
2 嵩がマンガを開き微笑む 絵と物語への情熱が再点火した瞬間。

4. ここが刺さった!個人的所感 

  • “まだ承認も下りてないのに動く” 若者らしい前のめり感が最高。

  • 東海林の新聞不信→再構築宣言は、戦後マスコミへの批評として鋭い。

  • ガラクタ屋台は“何でも商機”の象徴。敗戦国でも希望は拾える。

  • アメリカ雑誌の中に見つけたマンガが、嵩の未来を予告している気がしてドキドキ。


5. まとめ――物置とガラクタの山から始まる革命

物置を編集局に、ガラクタを商機に――ゼロから作るエネルギーが画面を満たした第67回。次回は、のぶが拾う第一声、東海林が打つ見出し、そして嵩の胸に灯った“漫画熱”がどう紙面と交差するのか。真っ白な倉庫にインクが飛び散る日を楽しみに待ちます!

 

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