2025年6月27日放送の第65回は、のぶ(今田美桜)が 速記のペンと次郎の言葉 を武器に新聞社へ飛び込んだ就職回。酔っぱらいの口約束から始まり、思想チェック面接で冷や汗をかき、東海林(津田健次郎)の大逆転プレゼンで採用決定──焦土の高知を全力疾走したのぶの笑顔が眩しい 15 分を振り返ります。
「あれ、言うたっけ?」──編集局でいきなり肩透かし
闇市の屋台で“即採用”を宣言してくれた東海林でしたが、翌朝編集局のデスクで 「え? 言うたっけ?」 としれっと記憶喪失。それでものぶの力は惜しいと気づき、近々行われる採用試験を勧めます。酔いの勢いですらチャンスに変えるのぶの運の強さに拍手。
筆記・記事作成は快調、しかし “愛国のかがみ” が刺さる面接
試験本番、筆記試験と記事作成はスラスラ合格ライン。問題は面接でした。面接官は女子師範時代、のぶが 「愛国のかがみ」 と新聞に載った過去を凝視。「思想はそう簡単に変わらんですよね?」──現代ならアウトな思想確認が飛びます。のぶは真正面から答えました。
「立派な兵隊さんになれと教えてしまった。純粋な子どもたちに間違った教育をした後悔で教師を辞めました。これからは自分で確かめ、ひっくり返らん確かなものを掴みたい。」
「正義が間違っていた」と口にした瞬間、面接室の空気が一変。のぶの覚悟が伝わる名場面でした。
東海林の “俺が責任持つ” 大逆転プレゼン
面接官たちは「不採用」でまとまりかけます。そこへ東海林が立ち上がり 「 責任は俺が持つ!」 と猛プッシュ。押し切る形で採用が決定。採用が決まったことを知らされ石清水(倉悠貴)はどこか嬉しそう、のぶは目を丸くし感激で声が出ませんでした。
爆速ダッシュ! 焦土の街を駆け抜ける喜び
採用という結果を勝ち取った帰り道、のぶは通りを全力疾走。「たまるかー!」と笑顔を爆発させる姿を、嵩(北村匠海)と健ちゃん(高橋文哉)が遠目に見つけほほ笑むシーンが印象的。「この間より元気そうで良かった」 ──言葉にせずとも伝わる友情が温かい。
家族の心配と祝福──“大丈夫なが?”の向こう側へ
帰宅し採用を報告すると、妹・蘭子(河合優実)は「お姉ちゃんに新聞記者務まるが?」と心配。母・羽多子(江口のりこ)も不安顔。しかし最終的には 「おめでとう!」 とみんなで祝福。
今日のハイライト
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東海林「酔い覚めたら忘れちょった」→試験勧めるクズっぷり可愛げ。
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面接で語った “間違った正義” への悔いと新たな決意。
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東海林の「責任は俺が持つ!」社内バトル一閃。
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のぶの爆速ダッシュと嵩の優しい横顔。
まとめ──速記は “平和のペン” になるか?
次郎の速記ノートを胸に、のぶは新聞社という新天地で真実を掘り起こす第一歩を踏み出しました。「自分で確かめ、ひっくり返らん確かなものを掴む」 ──その覚悟に東海林が賭けた責任がどう花開くのか。次週、初取材でのぶは何を見つける? 嵩と健ちゃんの仕事探しはどう動く? 焦土の高知に芽吹く若者たちの未来から目が離せません。