2025年6月18日放送の第75回は、要(世良公則)がいよいよ“理想か生活か”の岐路に立たされる回でした。仕事を選り好みし続けた夫に、チョッちゃん(古村比呂)と周囲の大人たちが愛情と厳しさをもって向き合う——笑いと温かさが同居した15分を振り返ります。
朝のラジオ体操とすれ違う心配ごと
ラジオ体操で始まる朝。要は「朝ごはんは?」とご飯の心配をし、チョッちゃんは「お仕事あるの?」と要の先行きを心配する。夫婦の視線が交わらないまま、一日の幕が上がります。
泉での直球忠告——連平さん、怒る
喫茶「泉」に呼び出された要は、連平さん(春風亭小朝)から「仕事を選んでる場合か!」と一喝される。仕事がなくて悔しい連平さんだからこその熱い叱責。泉のマスターがチョッちゃんのためにと要さんに甘いもの(ケーキ)をプレゼントする。
兄の“へそくり”サポートとチョッちゃんのガマン
質屋通いを聞きつけた兄(石田登星)が現金を差し出す。お金がないと言っていたのにお金があると要さんに疑われると心配するチョッちゃん。拾ったと言えばいいと兄に言われるも、その手はもう使ったと言うチョッちゃん。最終的には「へそくりと言えばいい」と言われ納得して受け取りました。兄妹の温かさがにじむシーンでした。
泰輔おじさんの愛ある説教が心に刺さる
要は泰輔おじさん(前田吟)から「産み月近い妻に質屋通いをさせるほど、要さんの音楽は偉いのか」と痛烈に指摘される。「甘えすぎじゃないか」の言葉に、要はさすがに思案顔。初めて真正面から現状を突きつけられた瞬間でした。
母の小包、中にはごちそうが!
チョッちゃん宛に届いた母・みさ(由紀さおり)の小包には現金と食材と手紙。ごちそうに大喜びするも、ご飯を炊き忘れるおっちょこちょい。
要、ついに仕事を二つ受注
帰宅した要は「仕事を二つ引き受けてきた」と報告。ただし“生活のためだけに弾く”のではなく、内容に納得した上で引き受けた仕事らしい。「無理はしなくていい」と背中を押すチョッちゃんに、要は改めて「苦労させられん」と心を決めたのではないかと感じられました。
今日のハイライト
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連平さんの本気の忠告——“仲間の怒り”が胸に響く。
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泰輔おじさんの愛ある説教で要がついに動く。
まとめ——理想と現実、その間で“やるべき仕事”を見つける
要はプライドを折らずに仕事を受け、チョッちゃんは家計を守りながら笑顔を絶やさない。家族や仲間の叱咤激励があってこそ、二人は再び同じ方向を向けたようです。次回、要の“新しい現場”がどんな音を響かせるのか注目です。