朝ドラ「あんぱん」第57回感想 紙芝居の成功と孤立する駐屯地――“正義の戦争”に揺れる嵩と健太郎

朝ドラ

2025年6月17日放送の第57回は、宣撫班で紙芝居を完成させた嵩(北村匠海)と健太郎(高橋文哉)が束の間の達成感を味わうも、戦線の激化で一転窮地に追い込まれる急展開でした。八木上等兵(妻夫木聡)の助け船、そして補給路遮断――15分に詰まった“希望と不安”を振り返ります。

伍長殿呼びはやめてくれ! 学生時代の関係性を守る二人

健太郎は軍規どおり嵩を“伍長殿”と呼ぶが、人気のない所では「やめてくれ」と頼む嵩。互いに学生時代のまま呼び合う空気がしっくり来る。紙芝居を作りながら昔を思い出す時間が、嵩にとっては一番幸せそうです。

八木上等兵の“ナイスアシスト”で検閲通過

紙芝居のシナリオは八木の口添えと中隊長の懐の深さで無事に合格。八木のクールなフォローに「説明するだけでかっこいい」と思わず見惚れてしまう。

紙芝居上演! だが通訳がオチを改変

嵩と健太郎の語りは役者さながらに上手すぎる仕上がり。通訳が意図的に台詞を変更し、本来と違う結末になったものの、現地の子どもたちが大喜び。嵩は「これで良かった」と結果を受け入れる。

嵩、絵画制作主任へ 健ちゃんは補佐役

紙芝居の成功を受け、嵩は宣撫班の“絵画制作主任”に抜擢、健太郎は補佐役に。穏やかな日々が続くかと思いきや……。

戦線激化! 駐屯地孤立で元の分隊へ

戦況は急転し、駐屯地が敵の大攻撃で孤立。補給路が絶たれ、嵩は元の分隊に戻される。空腹との戦いも始まり、宣撫班の平穏は一夜で崩れ去りました。

視聴者目線ハイライト

  • 八木のクールすぎる助け船、やっぱり痺れる。

  • 紙芝居を語る嵩&健ちゃんの役者力に拍手。

  • 穏やか→孤立の落差がエグい!

まとめ——“正義の戦争”とは何かを問いながら、生き抜けるか?

紙芝居で子どもを笑わせることに成功したが、嵩たちは飢えと砲火に直面。“正義の戦争”と胸を張れぬまま、それでも生き延びる道を探すしかない。――次回、孤立無援の分隊で嵩は何を選ぶのか、緊張が高まります。

 

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