厚田ふるさとあきあじ祭りとは
北海道石狩市厚田区で毎年開催される「厚田ふるさとあきあじ祭り」。地元の秋の味覚が一堂に集まる人気イベントで、特に鮭の販売を目当てに多くの人が訪れます。2025年9月23日、実際に足を運んできた様子をレポートします。
会場到着と混雑の様子
午前11時ごろ会場に到着しましたが、すでに駐車場に入るまで車の行列ができていて、駐車するのはひと苦労でした。会場内も大勢の来場者で賑わっており、人気イベントの熱気を肌で感じました。

会場の様子
鮭の販売と価格
お祭りの目玉はやはり鮭。テントの下には氷漬けにされた鮭が並び、丸ごと1匹単位で販売されていました。価格は以下の通りです。
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オス:1kg 800円
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メス:1kg 1,800円
私はイクラを漬けたかったので、筋子の入ったメスを購入。1匹5,500円ほどで、約3kgの鮭でした。袋に入った状態で手渡され、縛って持ち帰れるので運搬はさほど大変ではありません。ただし発泡スチロールなどの容器は用意されていないため、クーラーボックスや氷を自分で持参するのがおすすめです。

大盛況です。

メスは1キロ1,800円。

氷の上に鮭いっぱい。
鮭を選ぶときのやり取り
購入する際には「メスを買ったら必ず筋子が入っているのか」を店員さんに確認しました。サイズは大小さまざま並んでおり、「5,000円くらいのメス」と伝えたところ、5,500円の鮭を勧められて購入しました。売り場は活気にあふれ、やり取りをしながら選ぶのも祭りならではの楽しさです。
グルメや販売コーナー
会場には鮭以外にもさまざまなブースが並んでいました。人気の蕎麦はすでに売り切れ。ホタテの浜焼きや望来豚の肉まん、新米や枝豆など、北海道らしい味覚も販売されていました。今回は鮭購入に集中したため飲食はしませんでしたが、見ているだけでも楽しめる雰囲気でした。

蕎麦は完売してた。
会場の雰囲気と印象的な出来事
人々の層は幅広く、家族連れやお年寄り、若い世代まで老若男女問わず集まっていました。特に印象に残ったのは、犬連れの来場者が多かったこと。小型犬から大型犬までさまざまな犬が歩いていて、普段なかなか見られないような犬種にも出会え、犬好きには嬉しい光景でした。眺めているだけでも楽しく、撫でさせてくれる犬も多く、あちこちで犬好き同士の交流が広がっているのが印象的でした。

会場近くの海。
さらに会場は海のすぐ近く。天気が良かったこともあり、買い物の後は海岸を散歩。潮風を感じながら犬と一緒に歩く時間は、とても気持ちよく心に残るひとときでした。

波。
鮭を持ち帰ってからの楽しみ

買った鮭。
帰り道にスーパーへ立ち寄り、鮭や筋子の相場を調べてみました。筋子は100グラムあたり税抜1,280円、鮭の切り身は100グラムあたり税抜298円。帰宅後に購入した鮭から筋子を取り出すと372グラムあり、これだけでスーパー価格なら税込5,000円を超える計算。筋子だけでほぼ元が取れたことになり、とても満足感がありました。

5,500円。

スーパーで100グラム税抜き1,280円。

スーパーで100グラム税抜き298円。
筋子を取り出して計ったら、372グラムありました。
市販のタレを多く漬け込み過ぎたから少ししょっぱい。
だけど、味が濃い分、先日買った、奈井江の新米ゆめぴりかがどんどん進む。
豪快にイクラ丼にしようか迷ったけど、貧乏性の私はチビチビとイクラを乗せて食べました。

372グラムの筋子取れました。

市販のタレ入れ過ぎた。少ししょっぱい。

先日買った新米ゆめぴりかと。
おすすめポイントと注意点
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おすすめポイント
鮭を丸ごと安く買えること。特に、自分でさばいてイクラを漬けられる人にはメスの購入を強くおすすめします。 -
注意点
鮭購入後の持ち帰りには発泡スチロールはもらえないので、すぐに帰宅できない人はクーラーボックスや発泡スチロールに保冷剤があるといいでしょう。また、駐車場は混雑しやすく行列ができるため、時間に余裕をもって出かけるのが安心です。
まとめ
「厚田ふるさとあきあじ祭り」は、鮭の購入を目的に訪れる人でにぎわう秋の恒例イベント。会場の賑わいや海辺のロケーション、犬連れで楽しむ人々の姿も印象的でした。鮭を丸ごと買いたい人、秋の北海道を満喫したい人にはぜひおすすめしたいお祭りです。
余談:石狩市の三大秋祭りについて
今回訪れた「厚田ふるさとあきあじ祭り」は石狩市の三大秋祭りのひとつです。本来であれば「第40回浜益ふるさと祭り」も行われる予定でしたが、熊の出没の恐れから中止となりました。そして今回「第50回厚田ふるさとあきあじ祭り」が終了し、残るは第60回石狩さけまつり(9月27日~28日開催予定)です。まだ鮭をお得にゲットするチャンスは残されていますので、興味のある方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。詳しくは石狩観光協会の公式サイトをご確認ください。