朝ドラ

朝ドラ「あんぱん」第60回感想 戦争の終わりと“正義”の行方――次郎の病室から高知の空襲、そして終戦へ

2025年6月20日放送の第60回は、戦場サイドを離れ、高知に残った人々が味わう“戦争の終わり方”に焦点が当たりました。次郎(中島歩)の入院、のぶ(今田美桜)が経験した高知空襲、そして玉音放送――重い出来事が一気に押し寄せた15分を振り返り...
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朝ドラ再放送「チョッちゃん」第77回感想 女優への道とママの第一歩――夢と現実を行き来するチョッちゃんの一日

2025年6月20日放送の第77回は、邦ちゃん(宮崎萬純)の“映画女優オファー”と、チョッちゃん(古村比呂)の“初めての作曲チャンス”、そして待望の出産まで、一気に畳み掛けるようにドラマが動いた。夢に揺れる二人の友情、要(世良公則)の職人プ...
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朝ドラ「あんぱん」第59回感想 飢餓・復讐・そして父の幻――“生き残れ”が響いた極限の夜

2025年6月19日放送の第59回は、補給路が途絶えた駐屯地で飢餓と疑心が頂点に達し、岩男(濱尾ノリタカ))の悲劇、リンの復讐、そして父・清(二宮和也)の幻影という三重の衝撃が襲いかかった。八木上等兵(妻夫木聡)の“ひきょう者論”がさらに深...
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朝ドラ再放送「チョッちゃん」第76回感想 無声映画からトーキーへ――泰輔おじさんの覚悟と揺れる邦ちゃんの夢

2025年6月19日放送の第76回は、泰輔おじさん(前田吟)がついに活動写真館をトーキーへ切り替える決断を下し、連平さん(春風亭小朝)・邦ちゃん(宮崎萬純)・チョッちゃん(古村比呂)の運命が大きく動き出した回でした。無声映画への郷愁と“食べ...
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朝ドラ「あんぱん」第58回感想 乾パンから殻付き卵へ――飢えと疑心の中で揺れる“正義の戦争”

2025年6月18日放送の第58回は、補給路を断たれた駐屯地で極度の飢えと疑心に直面する嵩(北村匠海)たちの姿が描かれました。乾パンしか残らない食料、住民の卵をむさぼり食う兵士たち、そして正体不明のリン――“正義の戦争”という言葉が一層空し...
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朝ドラ再放送「チョッちゃん」第75回感想 要さんの“音楽の矜持”と家族の愛が交差した日

2025年6月18日放送の第75回は、要(世良公則)がいよいよ“理想か生活か”の岐路に立たされる回でした。仕事を選り好みし続けた夫に、チョッちゃん(古村比呂)と周囲の大人たちが愛情と厳しさをもって向き合う——笑いと温かさが同居した15分を振...
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朝ドラ「あんぱん」第57回感想 紙芝居の成功と孤立する駐屯地――“正義の戦争”に揺れる嵩と健太郎

2025年6月17日放送の第57回は、宣撫班で紙芝居を完成させた嵩(北村匠海)と健太郎(高橋文哉)が束の間の達成感を味わうも、戦線の激化で一転窮地に追い込まれる急展開でした。八木上等兵(妻夫木聡)の助け船、そして補給路遮断――15分に詰まっ...
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朝ドラ再放送「チョッちゃん」第74回感想 夫は“ライフワーク”を貫き、妻は質屋通い——それでも笑える夫婦の底力

2025年6月17日放送の第74回は、要(世良公則)が劇場の仕事を辞めた余波がいよいよ家計に直撃。坂上(笹野高史)の誘いをも断り、岩崎家は無収入へまっしぐら。質屋に通うチョッちゃん(古村比呂)と、それを偶然見てしまった邦ちゃん(宮崎萬純)—...
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朝ドラ「あんぱん」第56回感想 宣撫班という“もうひとつの戦場”

絵が上手だと認められた嵩(北村匠海)は、思いがけず“宣撫班”なる部隊に転属となりました。紙芝居で現地住民の心をつかむ――銃を置き、絵筆で戦う任務の奇妙さに戸惑う嵩と、そこでまた協力することになる健太郎(高橋文哉)。さらに八木上等兵(妻夫木聡...
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朝ドラ再放送「チョッちゃん」第73回感想 妊娠8カ月と“無職宣言” それでも笑って前を向く夫婦と家族

昭和8年、満州事変の余波がじわじわと庶民の暮らしに影を落とすなか、蝶子(古村比呂)は妊娠8カ月。要(世良公則)は劇場の楽団でバイオリンを弾きつつも、音楽を巡る理想と現実のはざまで揺れていた。そんな折、父・俊道(佐藤慶)と母・みさ(由紀さおり...